スマホに広角レンズ付けてブレ、スピード感の違いを検証【チェストマウントで自転車撮影】
スマホに広角レンズ(ワイドコンバージョンレンズ)を付けて「手ブレ具合」や「画角の違い」を比較してみました。具体的には、スマートフォンをチェストマウントで胸に取り付け、自転車に乗りながら撮影してみました。スマホレンズを付けないノーマルな映像と、ふたつの広角レンズ、0.6倍と0.4倍で撮影した映像を紹介します。 自転車に乗っていると、手ブレ具合やスピード感がだいぶ違うのでおもしろかったです。
スマホ用の広角レンズでの比較映像
スマホに広角レンズを付けて動画を撮影してみました。こちがスマホ用の広角レンズを付けたときと付けてないときの比較映像になります。
▼ この動画の全編はYouTubeでご覧いただけます。
iPhone 8はすこし古いスマホですが、広角レンズを付けるとだいぶ手ブレ具合が少なくなり、十分に観られる映像ではないでしょうか。 ちなみに、野外での録音は風切り音のノイズ対策が必要です。私は自作のピンマイクにウィンドジャマーをかぶせて動画撮影や配信を行なってます。
ピンマイクやウィンドジャマーは手作りすることも可能です。こちらの記事で作り方を紹介してます。
撮影方法
動画の撮影方法は、こちらのハーネスベルトにiPhone 8をチェストマウントし、クロスバイクに乗りながら撮影しました。服の中にハーネスベルトを仕込んでしまえばそれほど目立ちませんよね!?
録画アプリは 「Airmix Solo」 をつかっていましたが、現在は Larix Broadcaster で配信してます。棒読みちゃん用のスマホは、 スマホホルダー を使って自転車や腕にマウントさせてます。
おすすめのスマホ用広角レンズ
動画撮影で使った広角レンズは「LIEQIの0.6倍の広角レンズ」と「Kenkoの0.4倍の超広角レンズ」です。
LIEQIの広角レンズはなかなか大きくて重厚感があります。さすが数千円する広角レンズだけあって、百均なスマホレンズにありがちなケラレなどの歪みながまったくないのです。 また、Kenkoの超広角レンズはさらに広い画角で撮影できます。画面端はじゃっかん歪んでしまいますが、自転車撮影のような動きのある映像では歪みもそれほど気になりません。LIEQIと違ってレンズは軽いので、気軽にとりつけられます。生配信の時は基本、Kenkoの広角レンズを使ってます。
▼ スマホレンズのクリップを改造してスマホに直接接着すると、脱着がめちゃくちゃラクになりおすすめですよ!
▼ 100均のスマホレンズをはじめ、この手のスマホレンズはクリップの受け口が約17mmで互換性があるので、いろいろなレンズで遊べて楽しいですね。
広角レンズによる手ブレ補正効果
今回の実験で分かったことは、画角が広角になればなるほど、体によるブレ、つまり手ブレは目立たなくなります。また、広角レンズによってスピード感も増した映像になります。
ただし、広角(0.6x)より超広角(0.4)の方が微振動のブレが目立ってしまいました。レンズの重量も影響しそうです。IEQIの0.6xの広角レンズはそれなりに重さがあるため、マイクと同じ原理で考えると、質量が高いほど外部振動に強くなるのではないでしょうか。 スマホの広角レンズ、手振れ補正(具合)を検証【iPhone 8、クロスバイク】 - YouTube
さいごに
なんとか自転車配信で見られる映像を撮りたくて、これまで色々と試行錯誤してきました。GoProのような高価な撮影機材を使わなくても、広角レンズと古いスマホを組み合わせればそれなりの映像が楽しめます。もちろん、欲を言えばGoProのような水平維持機能も欲しいところです。とはいえ、少しぐらい揺れていた方が、生生しさがあって良いのではないかとも思う今日このごろです。