100均のスマホレンズをiPhoneに接着したらメチャ便利!
「一眼レフやコンデジを持つほどじゃないけど、スマホで写真の表現をもっと伸ばしたい」 そんなあなたに朗報です。百均のスマホレンズ使いましょう!百円だからと言って侮れません。広角レンズからマクロレンズ、魚眼レンズと偏向フィルタ、そして今では望遠レンズまで売られてます!
とくに、キャンドゥで売られている広角レンズやマクロレンズ、偏光レンズは大変便利です! もちろん本格的なカメラには敵いませんが、安いし手軽で十分だったりします。
ですが、この100均スマホレンズに少しだけ不満がありました。それは、クリップをつけるときの中心合わせが面倒なこと! クリップに少し触っただけで中心がズレてしまい、毎回わずらわしいなと思っていました。クリップに触れないように意識していたら撮影に集中できませんよね。
そこで思いついちゃいました!💡
__クリップ部分をスマホ本体に接着して、レンズだけ交換できるようにしたら良さそう!__
百均のスマホレンズは、クリップとレンズが脱着可能です。約17mm口径のネジ式になっているんです。つまり、このクリップ部分を加工してレンズの土台してスマホに接着すれば、便利になること間違いなさそうです!さっそく試してみました。
100均のスマホレンズをiPhoneに接着加工してみた!
今回は、キャンドゥのスマホレンズのクリップ部分を取り除いて、土台をスマホに接着していきます。
さっそく、クリップをノコギリでカットします。最初はざっくり切り落としましょう。プラスチックなので切るのはとても簡単です。
ヤスリで丸型になるように、地道に削っていきます。だいたい丸くなったら、どんどん細かい目のサンドペーパーで仕上げていきます。1000番くらいで整えました。
これをiPhoneの本体に接着していきます。
土台を装着するスマホはiPhone7になります。背面にはガラスコーティングが施されてます。なので、軟弱な接着ではすぐにはずれてしまうでしょう。そこでガラス用のエポキシボンドを使ってみることにしました。
iPhoneに接着剤はちょっと勇気がいりますが、思い切ってやってしまいました。
iPhone本体の__レンズにぜったいに接着剤がつかないように__慎重に取りつけます。円の中心がズレてしまっては元も子もないので、__ちゃんと中心を合わせましょう。__ガラス用のエポキシボンドは15分で硬化しますので中心がずれないように見守ります。
しっかり固まったら、レンズを装着してみましょう。
どうでしょうか。なかなか、かっこ良いんではないでしょうか。クリップがなくなり洗練された感じになりましたね。
後日談
100均のマクロレンズで撮影
まずはマクロレンズだけで撮影した写真です。
数ミリの小さい対象をはっきりと撮ることができます。(ホテイアオイの上で一休み中のハムシさん)
次はiPhoneのズームを最大にして撮った写真です。
こちらはキャンドゥのマクロレンズで撮った写真です。
そしてマクロレンズとiPhoneのズームを掛け合わせれば、なんともっと小さいものまで撮影できちゃいます!
こちらはミニトマトの葉っぱです。何の問題もないように見えますが、実はサビダニ(体長約0.18mm)の害虫にかかってます。 ダニのような肉眼では見えない害虫も、拡大することで観察できます。
1000円札はさらに分かりやすいです。 デジタルズームありで、マクロレンズなしです。
デジタルズームありで、マクロレンズありです。
「NIPPON GINKO」の細かい文字を、はっきりと見ることができました。
iPhone7のデジタルズームは5倍まで拡大できるようです。マクロレンズの拡大率が5倍以上ありそうなので、少なくとも25倍以上のズームです。
ちなみに、キャンドゥの広角&マクロレンズは分解されるのをご存知でしたでしょうか? 私はだいぶ後になって気づきました。皆さんもご注意ください。
100均の広角レンズで撮影
次に広角レンズについてです。広角レンズは写真だと4隅が黒っぽくなり、歪みが目立ってしまいます。だから、そのままではイマイチな写真になるでしょう。ですが、動画モードにすると四隅の歪みが目立たず結構いけます。
実は、Amazonで売られているスマホレンズも百均のクリップと同じ口径のものが多いんです。なのでレンズの取り替えが可能だったりします。しかもこちらの広角レンズは四隅が歪みません。素晴らしいレンズです。
実際にこちらの広角レンズを付けながらチェストマウントで自転車撮影してみました。
▼ 上記のレンズは在庫切れになってしまいました。代用できそうなレンズをご紹介しておきます。
キャンドゥの偏向レンズで撮影
偏向レンズは、ある方向からの光だけを通してそれ以外の光を遮るレンズです。偏光レンズありなしとで比較してみました。
▼ 偏向レンズなしで撮影
▼ 偏向レンズありで撮影
写真の違いがおわかり頂けますでしょうか。次のような違いが見て取れます。
- 偏向レンズありだと、水面の反射光がおさえられ、葉っぱの色が濃くなっている
- 偏向レンズなしだと、反射光がチラつき写真に落ち着きがない
外で撮影する場合に一度、偏向レンズを試してみてはいかがでしょうか?
最後に
今回スマホにレンズを接着してみて、レンズの取り替えがとても楽になりやってよかったです!そしてなにより、カメラとレンズの中心合わせの作業がなくなったことで手軽にレンズ交換できるようになりました。
今回、望遠レンズは試せませんでしたがまた機会があればやります。