撮影ボックスを自作してみた!100均の材料でつくるよ!

撮影ボックスを自作してみた!100均の材料でつくるよ!

100円ショップの商品を使って、カメラの撮影ボックスを自作してみました。材料はすべてダイソーで手に入ります。

撮影ボックスはいろいろな方がやられていると思いますが、私の場合はカラーボードを使って、30cm x 30cm x 30cmの小型な撮影ボックスを制作してみました。主に、3Dプリンタで作った作品を撮影するために使用するので、このくらいのサイズで十分です。大きすぎても置く場所に困りますので^^;

▼ 撮影ボックスに小物を入れて撮影すると、こんな感じでモノをカッコよく撮影できます。商品ぽいというかプロっぽい感じになってますよね。

撮影ボックスに入れて撮影
撮影ボックスに入れて撮影

メルカリやネットショップ出品用の写真をはじめ、フィギュアなどのブツ撮りなどにもお使いいただけます。撮影ブースがひとつでもあると、毎回の撮影のたびに準備する手間が省けるのでとてもオススメです。

物撮りなどの写真をプロっぽく見せたい方は、撮影ボックスを作ってみてはいかがでしょうか。よろしければ本記事をご参考になさってみてください。

パシャリ
パシャリ

撮影ボックス制作でつかうもの

撮影ボックス制作でつかうものは、すべて100円ショップで手に入ります。今回は、ダイソーで売っているカラーボードを4枚ほど使いました。

カラーボード4枚
カラーボード4枚

撮影ボックス内は、模造紙で背景をつくります。また、照明の光を和らげるために、ユザワヤで薄手の白い生地を購入しました。

模造紙とディフューザー布
模造紙とディフューザー布

あとは、接着剤やテープ、カッター、ハサミ、定規も用意しましょう。

100円ショップサイコー!
100円ショップサイコー!

製品製の撮影ボックスのすすめ

作るのが面倒な方は、素直に製品性を買いましょう。製品製のほうが折りたためるので片付けられます。また丈夫で長持ちもするでしょう。ライトがついていたりしますので、照明を別途用意する手間も省けます。

いつもお世話になります!
いつもお世話になります!

また、今回制作するのは30cm四方の撮影ボックスなので、すこし小さめです。大型のものは丈夫に作る必要がありますので、100均の材料だけでは難しいかもしれません。その場合も製品性を買ったほうが良いかもしれません。

さて、ここまでで「やっぱり撮影ボックスを自作したい!」という方は、ぜひ記事を読み進めてみてください。

わしゃーつくりたいんじゃー!
わしゃーつくりたいんじゃー!

撮影ボックスの制作

それでは自作撮影ボックスの制作に入ります。

カラーボードは45cmx30cmの長方形なので、30cmの正方形になるように切り込みを入れます。このとき完全に切らないのがポイントです。折り曲げられれば良いので。

30cm幅に切込みを入れる
30cm幅に切込みを入れる

白いマスキングテープを利用して、複数のカラーボードをうまく繋ぎ合わせます。そうすると一辺が30cmの正方形のボックスを作ることができます。

左右底後ろを組み立てる
左右底後ろを組み立てる

天井部分ですが、ここは30cmx30cmの面をくり抜いて、ユザワヤで買った布を接着剤で貼り付けてディフューザーにしました。ここから光を照らすと共に、光を和らげる(ディフューズ)効果があります。

天板を四角くくり抜いてディフューザー用の布を接着
天板を四角くくり抜いてディフューザー用の布を接着

最後に、模造紙を30cm幅にカットして、撮影ボックス内に垂らせば完成です。模造紙の傾斜は自由のようです。なだらかにしすぎると、箱が狭くなるのでほどほどにしました。また、模造紙は交換できるようにクリップで固定しています。

完成した撮影ボックスの様子
完成した撮影ボックスの様子

自作撮影ボックスの完成です!天井の照明も自作しています。詳しくは後ほど解説いたします。

撮影ボックスできたー!
撮影ボックスできたー!

撮影テスト

さっそく、自作した撮影ボックスで撮影してみました。

色温度がおかしい
色温度がおかしい

撮影ボックスのおかげで背景がスッキリし、いい感じではあるのですが、若干色味がおかしいです。白色の背景のはずが緑がかった色になっています。これは、ホワイトバランスを適切に調整できていないのが原因でした。

いままでAWBを使ってホワイトバランスを自動設定にしてきたため、ホワイトバランスに無頓着でしたが、この機会にホワイトバランスを学んでみることにしました。

ホワイトバランスの調整

なんでもバランスが大切よー
なんでもバランスが大切よー

こんな感じで、ホワイトバランスを太陽光や日陰、曇天、蛍光灯などと色々変えて撮影してみました。

ホワイトバランスを変えて実験
ホワイトバランスを変えて実験

デジタル一眼レフカメラの色温度を、数値で調整するのが良いことにめちゃ気づきます。

ケルビンで色温度を設定
ケルビンで色温度を設定

色温度を100K(ケルビン)ずつ変えては、パソコンに取り込んでカラーピッカーでRGBの値を確認します。青が強かったら色温度を上げ、赤みが強かったら色温度を下げて青みを足します。

ここでは大体、4500K〜5000Kくらいにホワイトバランスを設定したら、良い感じになりました。先ほどの写真とは見違えるようにキレイになりましたね!

適正な色温度になった
適正な色温度になった

色温度では赤みと青みを調整できます。さらにカラーフィルターを変更すれば、緑とマゼンダの軸で色みを変更できます。色温度の詳しくは、後半で解説いたします。

いろおんど?
いろおんど?

いかがでしょうか?撮影ボックスの中で撮影することによって、とても自分の写真とは思えないほどのクオリティになりました。個人的にはかなり満足な仕上がりです。

3Dプリントで作ったArduinoケースを撮影
3Dプリントで作ったArduinoケースを撮影

背景は白というか若干グレイですが、まあいいでしょう。本当に真っ白にするには大変なようです。

3Dプリントで作ったイヤホンホルダーを撮影
3Dプリントで作ったイヤホンホルダーを撮影

古いカメラでもOK

ちなみに私のデジイチは、SONYのα350という2008年くらいの古いモデルのものを使ってます。2万以下で買った中古品ですが、このように照明や撮影ブース作ってあげればとてもキレイに撮影できることが分かりました。古いカメラでもまだまだイケますよね。撮影ボックスを作って大正解でした。

古いカメラでもまだまだイケるやん
古いカメラでもまだまだイケるやん

模造紙の背景色を変えて撮影

さらに模造紙の色を変えて、3D作品を撮影してみました。オレンジ背景の場合は、赤みが強すぎるのでホワイトバランスの色温度を下げて、青みを足しています。またカラーフィルタも緑側に寄せました。

お米50gを量れる計量カップ「壽 - Kotobuki」
お米50gを量れる計量カップ「壽 - Kotobuki」

ちなみにこの枡は、お米50gをぴったり図れる計量カップです。▼ こちらの記事からSTLファイルをダウンロードいただけます。

照明も自作してみた

先ほど飛ばした照明について解説いたします。100円ショップなどで売られているUSB電源の照明は、暗すぎてシャッタスピードやISOが稼げません。かと言って、撮影用の照明は高価なのでカンタンには手を出せません。

そこで、家庭用の室内照明を利用して自作した照明がこちらです。

自作照明
自作照明

プラスチックのボウルに穴を開けて、電球とソケットを挟むようにして固定しています。少しでも光量を稼ぎたかったので、電球についていた丸いディフューザーは除去してしまいました。

さらに、ボウルの内側にアルミ箔を貼り付けました。光をできるだけ漏らさずに反射させて光量を稼ぐためです。

電源コンセントから電力供給ですので、撮影ボックスの照明としては十分そうです。ちなみに、LED電球はパナソニックの昼白色を使いました。

ただし、真似する場合は、ソケットにアルミが絶対に触れないよう気をつけてください!感電する恐れがありますので。

感電しないようにね!
感電しないようにね!

▼ 照明まで作るのに自信のない方は、既製品の照明を使いましょう。

電球の明るさの名称

先ほどの電球で「昼白色」という名称は大体5000K前後になるように決められているようです。カメラのホワイトバランス設定も、それくらいが一番自然な色味になりました。電球の明るさの名称は、それぞれ次のように色温度が対応しています。

昼白色

オフィス空間
オフィス空間

昼白色は、オフィス空間でよく使われます。先ほども説明したとおり、昼白色の色温度は5000K前後になります。

昼光色

学習部屋
学習部屋

昼光色は6500K前後と色温度が高く、学習など集中したいときに向いています。

白色と温白色

コワーキングスペース
コワーキングスペース

昼光色よりも少し温かみのあるのが白色になります。色温度は4000K前後で、温かみのあるオフィスや打ち合わせスペースで利用されます。

また、さらに温かみのあるのが温白色で、3500K前後の色温度になります。

電球色

リラックス空間
リラックス空間

電球色はダイニングやリラックスしたい空間によく合いますね。こちらは3000K前後だそうです。

電球の名称と、色温度をまとめると次のようになります。

名称 色温度(K)
昼光色 6500前後
昼白色 5000前後
白色 4000前後
温白色 3500前後
電球色 3000前後

ここら辺は、パナソニックさんの動画で詳しく解説されていました。ぜひご参考になさってみてください。

色温度の話

さて、「色温度」について触れておきましょう。

色温度とは、光源が発する光の色を数値で表したものです。K(ケルビン)という単位で表します。ただし、実際の光源の温度や明るさとは関係ありません。

下の図のように青い光ほど色温度は高くなります。

光源と色温度の関係
光源と色温度の関係

朝日や夕日は2000Kあたりになり、日中の太陽光は5000Kあたりになります。また、曇天では6500Kあたりで、晴天の日陰が7500Kあたりになります。

詳しくはこちらの動画がわかりやすかったです。ご参考になさってみてください。

ホワイトバランスでは逆

「色温度は高くなるほど青みが増す」でした。しかし、カメラのホワイトバランスの設定では逆になっています。つまりホワイトバランスの色温度を上げると、赤みが足されます。撮影環境の色温度と、カメラの色温度をあわせるのが目的ですので、環境下で足りない色をカメラ側で補足していると考えれば理解できるかと思います。

ここらへんは混乱しやすいので、考えるより慣れたほうが早いかもしれません。分かりやすく解説された動画を貼っておきますね。

本当の白色っていったい?

こうやって色温度を調整してみると疑問が湧いてきます。

「現実世界に本当の白ってあるの?」と。

シロ?
シロ?

そもそも背景に使っている模造紙の白は、RGB的にまったくの白なんでしょうか?モニター画面で見ている白だって、RGBの数値的には白でも、モニターの種類によって色味が若干異なるはずです。絶対値的な色について考えてると、堂々巡りのような気がしてきたのでここらへんでやめます。笑

いちおう、パソコンによってRGBが違って見えるとアレなので、sRGBという国際的な標準色空間が決められているそうです。

さて、部屋の明かりを利用したい場合は、色温度を調整できる照明があると便利かもしれません。ちょっとした青みを足したりカンタンにできます。

実はこの手のRGBライトを自作したことがあります。ご興味ある方はこちらの記事をご覧ください。

【おまけ】色の錯覚「錯視」

被写体によっては白のはずが、違った色に見えてしまう「錯視」というのがあります。

錯視とは、ようするに目の錯覚のことです。ものの組み合わせで色が違って見えたり、直線が曲がって見えたりと。

錯視
錯視

▼ こちらの写真をご覧ください。写真内にあるAとBのタイルはまったく同じ色です。

チェッカーシャドウ錯視
チェッカーシャドウ錯視

「いやいや、どう見ても同じ色に見えないんだがwww」という声が聞こえてきますね。

この画像は「チェッカーシャドウ錯視」と呼ばれており、 Wikipedia よりお借りしました。写真を画像ソフトでつなげてみるとわかりますが、本当に同じ色なんです。不思議ですね。

チェッカーシャドウ錯視
チェッカーシャドウ錯視

このように、写真に写したものがRGB的には白だったとしても、白に見えないなんてことは当然起こりうるわけですね。人間の目が錯覚を起こしやすいことがよく分かりました。

他にも目の錯覚を起こす画像がありますので、遊びたい方はこれらのサイトをご覧になると楽しいですよ。

他にもこんな記事を書いてますので、よかったらご覧ください。

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