Fuzz Face(NPNシリコントランジスタ)【エフェクタ製作#14】

Fuzz Face schematic (NPN slicon version)
Fuzz Face schematic (NPN slicon version)

今回はFuzz Faceを作ってみたのでご紹介。本物は、PNPのゲルマニウムトランジスタを使っているため、部品が手に入りにくいし、マイナス電源でちょっと使いづらい。そこで、入手しやすいNPNのシリコントランジスタで作れるように改造してみた。どうせフルテンで使うだろうから出力のボリュームも取り払ってある。

正弦波1kHzを入力した時の波形
正弦波1kHzを入力した時の波形

Fuzz Faceの回路を組んでオシロスコープで出力波形を観察してみた。写真は正弦波1kHzを入力した時の波形である。ご覧の通り矩形波になっている。デューティ比を持ったPWM波形といった方が近いかもしれない。

ギターを鳴らした時の波形
ギターを鳴らした時の波形

こちらの動画は、ギターの1弦を適当に鳴らした時の波形である。デューティ比がだんだん狭くなり、片側クリップされた正弦波のような波形になることが分かった。

時間的に見れば、オペアンプを使ったコンパレータの歪みとは違うのである。本物のFuzz Faceを持っているわけではないので確かなことは言えないが、ここら辺がFuzz Faceらしさを作り出す鍵になっているのかもしれない。

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Fuzz Faceモジュール
Fuzz Faceモジュール

今回もまたモジュール化してみた。ちょうど良い値の抵抗やコンデンサがなかったので、複数を足し合わせてなんとか定数に近づけている。

1kΩの可変抵抗も省略して、1kΩに固定した。ブレッドボードで実験用に使うのでこれでよし。ギター側のボリュームを調整することである程度は音色を変えることができる。

回路のインピーダンスが高いためか、モジュールにした途端にノイズを拾いやすくなってしまった。どうもシールド対策が必要なようだ。

消費電流は0.8mA程度。9V電池を500mAhとすれば625時間ほど稼働できるだろう。

その後

Fuzz Faceモジュラーエフェクタ
Fuzz Faceモジュラーエフェクタ

その後、Fuzz Faceをラックにマウントできるようにモジュラーエフェクタ化した。1kΩの可変抵抗を取り付け歪みを変化できるようにしてある。

ところで、Fuzz Faceはハイインピーダンス楽器を直接受けるように設計されているため、ライン出力や前段にエフェクタを挟むとうまく歪まない。つまり、ローインピーダンス出力を受けるには向いていないようだ。

どうしてもローインピーダンス出力をFuzz Faceに繋ぎたい場合は、REAMP(リバースDI)のようなハイインピーダンス変換器を通すとキレイに歪ませられるので参考に。

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エフェクター製作にオススメの書籍

最後にエフェクターの電子工作でオススメな書籍を紹介しておく。どちらの書籍も大塚明先生が書いたもので大変良書だ。しかし、残念ながら現在廃盤になっている。品切れまたは高価格になっているので、もし安く手に入るようなら買って損はないだろう。

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また、こちらは別の方が書いた本だが写真や図が多く、初心者の方でも安心して自作エフェクターが作れると思う。実際に製作する時の、ちょっとした工夫もたくさん詰まっているので大変参考になった。

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