パソコンとモバイルで多く使われている画面サイズ・解像度のシェア率を調査してみた
この記事では、PC・モバイルで多く使われている画面サイズ・解像度のシェア率を紹介する。 解像度のシェア率を調査にあたって、StatCounterのデータを利用した。データの期間は、2020年9月から過去1年分で、サイトへのアクセスを元に集計した解像度となっている。
日本で一番多い解像度は「1920x1080」
パソコンとモバイル合わせて、__日本で一番多い解像度は「1920x1080」__サイズの画面である。 全体の13.4%が、インターネットへのアクセスで「1920x1080」の画面を使っている事になる。__次に多いのが「375x667」__の解像度で、これは__iPhoneが主__である。
解像度 | シェア率(2019/9-2020/9) |
---|---|
1920x1080 | 13.38% |
375x667 | 10.71% |
360x640 | 7.31% |
1366x768 | 7.18% |
375x812 | 5.74% |
414x896 | 5.38% |
1536x864 | 3.88% |
768x1024 | 3.56% |
414x736 | 2.98% |
1440x900 | 2.59% |
1280x720 | 2.07% |
2560x1440 | 1.85% |
1280x800 | 1.76% |
360x720 | 1.76% |
320x568 | 1.73% |
1280x1024 | 1.44% |
360x760 | 1.2% |
360x780 | 1.17% |
1600x900 | 1.09% |
1680x1050 | 0.98% |
その他 | 22.23% |
自分のサイトでもアクセス数を確認してみたところ、かなり同じような結果になった。やはり「1920x1080」と「375x667」のシェア率が高かった。StatCounterのデータは一般データとして信頼できそうだ。
モバイルの中では「375x667」が圧倒的
今度は、モバイル限定で画面解像度を絞ってみた。意外にも __「375x667」の少し小ぶりな画面サイズが全体の1/4__を占める結果となった。
さきほど説明した通り「375x667」は主にiPhoneである。日本はとくにiPhone大国と言ってよいから、このような結果もうなずける。「375x667」の解像度は、4.7インチの端末で使われているようだ。
▼ 4.7インチのiPhone
▼ こんな記事もご参考に。
世界における解像度のシェア率
次に、世界全体における画面の解像度のシェア率を紹介する。 パソコン・モバイルの解像度のシェア率がこちら。
ここから分かったのは、__世界全体ではまだまだ解像度の小さい画面が使われている__事実である。調べてみると__「360x640」の解像度は、ほとんどがAndroid端末__だ。また__「1366x768」の解像度は主にノートパソコン__に使われる。
他にもシェア比の調査を行なってみました。
「16:9」のアスペクト比が全体の1/3以上
最後に、先ほどのデータからあることに気づいたので紹介する。
解像度の上位4位はアスペクト比が__「16:9」または「9:16」__の比率である。しかも、全体の1/3以上も占めるシェア率となる。
順位 | 解像度 | シェア率 | アスペクト比 |
---|---|---|---|
1位 | 360x640 | 11.93% | 9:16 |
2位 | 1366x768 | 8.95% | 16:9 |
3位 | 1920x1080 | 8.28% | 16:9 |
4位 | 375x667 | 4.28% | 9:16 |
そして、16を9で割ってみると「1.7778」であり__黄金比__の「1.618」とかなり近い。 はたして、これは単なる偶然だろうか?
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