メダカビオトープの水質検査【Tetra test】

メダカビオトープの水質検査【Tetra test】

メダカビオトープの水質をTetra testで検査してみました。少し前に、ビオトープ内でアオミドロが大発生してしまい、水質のチェックをやりたかったのです。今はアオミドロの発生は落ち着いてますが、一度水質チェックを行うことで、エサのやりすぎなどの指標になればと思いました。

ちなみに、私のメダカビオトープでは、他にもミナミヌマエビとタニシが生息しています。

メダカビオトープの水質検査ですが、Tetra testではビオトープだけでなくアクアリウムや水槽の水質チェックもできますので、ぜひご参考ください。

Tetra testの購入

ビオトープの水質検査ですが、最初はどの製品を選んで良いか分からなかったので、Amazonで評価の高い「Tetra test」を購入してみました。

Tetra testをAmazonで購入
Tetra testをAmazonで購入

中身はこんな感じで、説明書と淡水用の水質検査試験紙が25枚入っています。

Tetra testの中身
Tetra testの中身

Tetra testでは、亜硝酸塩・硝酸塩・総硬度・炭酸塩硬度・pH・塩素の6つの項目を一度に測ることが可能です。ただし、アンモニアは測れません。アンモニアも測定したい方は別途でセラなどのテスターをご購入ください。

Tetra testを使って水質検査

使い方はとってもカンタンでした。Tetra testの試験紙を一枚、そっと取り出します。濡れた手で触らないようにして下さいね。試験紙が反応してしまいますので。他の試験紙はすぐにフタをして、空気と反応しないように保管して下さい。

試験紙を1秒ほど、ビオトープの水の中へ浸かるようにします。

試験紙を1秒間、水に浸す
試験紙を1秒間、水に浸す

手で触らないように、軽く水を切って紙の上などに置きましょう。60秒後に、Tetra testのケースのカラー表と照らし合わせます。

水質調査の結果
水質調査の結果

今回の測定結果では、全ての項目で問題ありませんでした。もちろんアンモニアは測れていませんが、メダカやエビなど元気な状態ですので問題はなさそうです。

ビオトープ内の水の浄化と循環について

ビオトープ内の水の浄化と循環について、次の図を見ていただくと分かりやすいかと思います。

%%{init:{'theme':'base'}}%% graph TB classDef class1 fill:#ffd3e0 classDef class2 fill:#e3ffe3 classDef warn fill:#ffbda1 A[エサ] --魚の排泄物,エサの残骸--> B[アンモニア]:::warn B --微生物による働き--> C[亜硝酸塩]:::warn C --別の微生物による働き--> D[硝酸塩] D --植物が吸収--> E[浄化]

まず、お魚に与えたエサは、お魚の排泄物やエサの残骸からアンモニアに変わります。そして、微生物の働きによってアンモニアが亜硝酸へ分解されます。さらに別の微生物の働きによって、亜硝酸が硝酸塩へと分解されます。硝酸塩になったところで、水草や藻類などの植物がそれを肥料として吸収し、水が浄化される流れになります。

中でも、アンモニアと亜硝酸はお魚などの生物にとって有害ですから、水槽内の生物の状態に異変が起きた時は、ここら辺をチェックすると問題解決の糸口になるかもしれません。

硝酸塩(しょうさんえん)

メダカとオオカナダモの花
メダカとオオカナダモの花

硝酸塩(\(NO_3^-\))は、25mg/l以下が理想的になります。大きいようでしたら、部分的な換水(水換え)を行います。また、硝酸塩は植物が栄養として吸収しますから、水草を増したり、CO2を添加して水草の成長を促進させると改善されるかもしれません。

アオミドロなどの苔が多く発生している場合は、この硝酸塩の濃度が高い状態にあるかもしれません。つまりは、エサのやりすぎか、硝酸塩を吸収する他の植物が少ないと考えられます。

▼ 私のビオトープではオオカナダモがたくさん育っていますので、硝酸塩を吸収してくれてるのだと思います。

亜硝酸塩(あしょうさんえん)

産卵床を探すメダカとオオカナダモ
産卵床を探すメダカとオオカナダモ

亜硝酸塩(\(NO_2^-\))は、0mg/lが理想的です。つまり基本的には、亜硝酸塩が検出されない状態です。先ほど説明した通り、亜硝酸塩はアンモニアと同様に生物にとって有毒であります。

亜硝酸塩が1mg/lを超えたら水換えをする必要があります。詳しくはTetra testの説明書をご確認ください。

亜硝酸塩の濃度が高くなる原因としましては、エサの与えすぎはもちろん、分解するバクテリアが少ないことが考えられます。ろ過ソイルなどでバクテリアの住処を作ってあげて、バクテリア自体を増やす工夫をされると良いかもしれません。

ちなみに私のメダカビオトープでは、荒木田土と矢作砂を敷いています。

総硬度(そうこうど)

タニシの群れ
タニシの群れ

総硬度(GH)は、カルシウム塩やマグネシウム塩の測定値になります。この値が高ければ硬水、低ければ軟水と呼ばれます。

炭酸塩硬度(たんさんえんこうど)

炭酸塩硬度(kH)は、炭酸塩の含有量によって決まります。炭酸塩硬度が低くなるほど、水は酸性になりやすくなり、炭酸塩硬度とpHの値は相互に依存する関係です。

pH(ペーハー)

水槽投入前の水合わせ、ミナミヌマエビ
水槽投入前の水合わせ、ミナミヌマエビ

pHは、水の酸性(<pH7)から中性(pH7)、そしてアルカリ性(>pH7)を判断する指標です。pHは水素イオンと水酸イオンの割合によって決まります。淡水魚の大部分はpH6.5〜8.5の範囲で生息しているそうです。

メダカの場合は、pH6.5〜7.5(弱酸性~弱アルカリ性)が適しているそうで、つまりはほぼ中性な水質に生息しています。メダカが暮らす田んぼの水はpH5.5〜6.5ですから、そのあたりを目安にすると良さそうです。

ただし、日本の雨は酸性雨なので、野外ビオトープの場合は酸性に傾きやすいかもしれません。pHが低すぎる場合は、換水して中性を維持するようにしましょう。

購入してきたお魚を急にビオトープの水の中へ移してしまうと、pHが急激に変わることによるpHショックを起こして死んでしまう可能性があります。購入したばかりのお魚は、少しずつ水槽内の水を足して慣れさせてから、本番環境へ移し入れましょう(水槽投入時の水合わせ)。

塩素

塩素(\(Cl_2\))は、水道水に含まれているカルキ(次亜塩素酸カルシウム)によって発生します。我々人間にとっては水道水の殺菌のために必要ですし、人体への影響も少ない量に調整されていますが、体の小さなお魚や水草、バクテリアなどの生き物にとっては有害な成分です。

日本の水道水に含まれる塩素は、蛇口において残留塩素濃度0.1mg/L以上で管理することが水道法により定められています。塩素濃度も地域や季節によって異なりますので、1mg/L以上含まれることもあります。

ビオトープの水はもちろんですが、換水作業でもカルキ抜きをした水を使うようにしましょう。

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