【自作エフェクター】Bass Booster ベースブースターの製作、Hog's Foot
今回は、エレハモの「Hog's Foot」の回路を改造して、オリジナルの自作エフェクターを製作してみた。Hog's Footはベース音を底上げしてくれるベースブースターだ。音色変化は地味だがとても簡単な回路になっているので、エフェクター製作手始めとしてはちょうど良い感じだ。
回路図
巷に流れている回路図を参考に、抵抗などの定数を少し変えてある。
2つの0.1μF(104)のコンデンサーがポイントで、ベースブースターの音色を特徴付ける要素となっている。これを外しても動作するが、ただ単に音量が上がるだけの増幅回路となってしまう。このブースターを通した後は、ギターやベース内臓のトーンが効かないほどハイがカットされているので、好みでコンデンサーの値を小さくしても良いかもしれない。
今回の回路ではボリュームを省略した。必要であれば入力段にVR10kB、または出力段にVR100kBの可変抵抗を付ければ良いだろう。
また、本来のHog's Footでは入力直後に33kΩの抵抗が直列で入っているようだ。インピーダンスを稼ぐためだと思うが、これを入れると音量がだいぶ下がってしまう。せっかくのブースターなのに、音量がさがってしまったらブースターらしくないので取ってみることにした。
エフェクターの音
前半はエフェクターなしの演奏、後半は今回作ったBass Boosterを通した演奏となっている。
バスブースターと言うか、強烈なローパスフィルターって感じ。Hog's Footを使ったことはないが、ほとんど回路は同じだから、そもそもこういう音として納得するしかない。原音とBass Boosterをミックスさせればもう少し使い勝手がよくなりそう。ちなみに大塚明先生の書籍では、Hog's Footの後にファズ回路を通して、原音とミックスしたベースのディストーションエフェクターが紹介されている。
エフェクター製作にオススメの書籍
最後にエフェクターの電子工作でオススメな書籍を紹介しておく。どちらの書籍も大塚明先生が書いたもので大変良書だ。しかし、残念ながら現在廃盤になっている。品切れまたは高価格になっているので、もし安く手に入るようなら買って損はないだろう。
- 専門的知識がない方でも、文章が読みやすくおもしろい
- エレキギターとエフェクターの歴史に詳しくなれる
- 疑問だった電子部品の役割がわかってスッキリする
面白くないものはつまらない。 音や音楽に興味があるけど、電気の公式は見たくもない人、電気を「理科系」だと思っている人、勉強が嫌いな人、あなたのための本です。電気って、本当はすごく面白い。夢とロマンの世界なんです。それを知ってもらうために純粋文科系の私が書きました。読んでくれた人、ありがとう!これから読む人、よろしく!
Amazon最後まで読んでいただきありがとうございました。
「この記事が参考になったよ」という方は、ぜひ記事をシェアをしていただけるととても嬉しいです。
今後も有益な記事を書くモチベーションにつながりますので、どうかよろしくお願いいたします。↓↓↓↓↓↓↓