tmuxコマンドでターミナルの画面分割 macOS/Linux/Unix/Raspberry Pi

tmuxはターミナルマルチプレクサーであり、複数のターミナルセッションを1つの画面内で管理できるツールです。ターミナルの画面を分割管理できます。この記事では、macOSにtmuxをインストールし、基本的な使い方を解説します。

tmuxのインストール

OSインストールコマンド
macOSbrew install tmux
Raspberry Pi OSsudo apt update
sudo apt install tmux

tmuxの基本的な使い方

コマンド説明
tmux新しいtmuxセッションを開始
tmux new -s セッション名名前付きで新しいセッションを開始
tmux attach -t セッション名既存のセッションにアタッチ
tmux ls実行中のセッション一覧を表示
tmux detachセッションからデタッチ (tmux内で Ctrl+b その後 d を押す)

tmux内での基本的な操作

tmuxでは、デフォルトでCtrl+bがプレフィックスキーとして使用され、これを押した後に特定のキーを押すことで様々な操作ができます。

キー説明
%現在のウィンドウを左右に分割
"現在のウィンドウを上下に分割
c新しいウィンドウを作成
n次のウィンドウに移動
p前のウィンドウに移動
&現在のウィンドウを閉じる
[スクロールモードに入る (終了はqキー)

これらは基本的な操作ですが、tmuxは非常にカスタマイズ性が高いため、.tmux.confファイルを編集することでキーバインドや挙動を自分好みに設定することが可能です。

tmux実践編

画面を上下に分割

ターミナルで$ tmuxを実行後、Ctrl +bを押してから"を押します。下図のように画面が上下に分割されます。

説明操作
パネル間を移動するCtrl + b を押した後、矢印キーで移動できます。
パネルを閉じる$ exitを実行してパネルを閉じます。

関連記事

最後までご覧いただきありがとうございます!

▼ 記事に関するご質問やお仕事のご相談は以下よりお願いいたします。
お問い合わせフォーム

Python学習にオススメの本をご紹介!
Pandasでデータサイエンスはじめよう!
スクレイピングにオススメの書籍

▼ Beautiful Soup4を使ったWebクローリングをはじめ、表データをpandasやOpenPyXL、matplotでデータ解析、グラフ表示などのスクレイピングのやり方が分かりやすく説明されてます。図解が多いのでPython初心者の方でも読み進められる内容となってます。