killコマンドでプロセスの終了 macOS/Linux/Unix/Raspberry Pi
kill コマンドは、指定されたプロセスにシグナルを送信するために使用されます。主にプロセスの終了を目的としていますが、様々なシグナルを送信することで異なるアクションを引き起こすことができます。killコマンドの基本的な使用法
bash
kill [シグナルオプション] プロセスID
よく使われるオプションとシグナル
オプション | 説明 |
---|---|
-l | 利用可能なシグナルのリストを表示します。 |
-s | 送信するシグナルを指定します。シグナル名またはシグナル番号で指定できます。 |
-9 | 強制終了(KILLシグナル)を送信します。最も強力で、ほとんどのプロセスを即座に終了させます。 |
シグナルの例
シグナル | 名前 | 説明 |
---|---|---|
1 | SIGHUP | プロセスにハングアップを通知します。 |
2 | SIGINT | プロセスに中断を通知します(例: Ctrl+C)。 |
9 | SIGKILL | プロセスを強制終了させます。終了を拒否することはできません。 |
15 | SIGTERM | プロセスに終了を通知します。デフォルトのシグナルです。 |
killコマンドの使用例
プロセスID 12345 のプロセスを終了させる(SIGTERM)
bash
kill 12345
プロセスID 12345 のプロセスを強制終了させる(SIGKILL)
bash
kill -9 12345
利用可能なシグナルのリストを表示
bash
kill コマンドは多くのUNIX系OSで標準的に利用されるツールであり、プロセス管理において非常に重要な役割を果たします。正しく使用することで、システムの制御をより柔軟に行うことができます。kill -l
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