cutコマンドで列の切り出し macOS/Linux/Unix

cut コマンドは、テキストファイルやコマンド出力の各行から選択した部分を切り出して表示するためのコマンドです。主にテキストデータの列(フィールド)を扱うのに便利です。macOSやLinuxなどのUnix系OSで使用できます。

cutコマンドの主なオプション

オプション説明
-b(バイト単位での選択): 指定したバイト位置のデータを切り出します。
-c(文字単位での選択): 指定した文字位置のデータを切り出します。
-f(フィールド単位での選択): デリミタ(区切り文字)に基づいて列を指定して切り出します。
-d(デリミタの指定): フィールドのデリミタ(区切り文字)を指定します。デフォルトはタブです。
--output-delimiter(出力デリミタの指定): 出力時のフィールド区切り文字を指定します。

cutコマンドの使用例

テキストファイルから1-5文字目を切り出す:

sh
cut -c1-5 ファイル名

CSVファイルから2列目をカンマで区切って抽出する:

sh
cut -d',' -f2 ファイル名

複数のフィールド(例えば、1列目と3列目)を抽出する:

sh
cut -d',' -f1,3 ファイル名

範囲指定でフィールドを抽出する(例えば、2列目から4列目):

sh
cut -d',' -f2-4 ファイル名
cut コマンドはテキスト処理の際に非常に役立ちます。列に基づいたシンプルなデータの抽出に便利で、シェルスクリプトやデータ分析の初歩的な段階で頻繁に利用されます。

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