100均グッズを活用した防災対策を考える
この記事では 「100円ショップ防災手帳」 を参考に、自分でも防災対策考えてみました。
防災対策というと大掛かりなグッズを一式揃えるイメージですが、100円ショップを使った防災対策であれば日常品としても使い回すこともできますから、防災用品を備えるための敷居も低くなると思います。この機会に一緒に防災対策を考えていきましょう。
はじめに
今後起こりうる地震などの災害、被災によって社会インフラがダウンすることは十分予測されます。とくに都内ですと、周りは住宅だらけ。井戸水もなければ、川までのアクセスも遠かったりする方は多いと思います。そんな時水がなければ?人間は3〜5日水を飲まなかったら死にます。逆に食べ物がなかったとしても水さえあれば2〜3週間は生きられると言われています。 また、寒さによって体温を維持できなかったり、暑さのせいで熱中症になったりしても死のリスクは高まります。そのため防寒対策や日除けの対策は必須になります。
防寒具の用意(優先順位: ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)
防寒具
都内の場合では災害時に冷暖房は機能しないでしょうから、各自で防寒具は考えておいたほうが良いです。100円ショップで売られている薄いアルミ箔でできた簡易ブランケットを持っておくと良いと思います。アルミは赤外線に対する反射効率がよく、体温を反射して外へ逃がさない効果があります。また夏などに直射日光を反射させる用途でも利用できそうです。
寝袋
キャンプを趣味にされている方でしたら、寒さ対策は当然シビアに考えるかと思います。私もキャンプ道具は一式持ってますので、寝袋をはじめシェラフマットなど所持してます。ダイソーにも寝袋を売ってました。寝袋を選ぶにあたって私の場合は、コンパクトに収納できて軽くて持ち運びやすく、温かさを備えたダウンのものを選んでます。あと防水も重要ですね。この手の商品は、Naturehikeがコスパ良くておすすめです。
あと、体育館であれ地面はものすごく冷えますから、寝袋だけでは体温を奪われます。必ずシェラフマットのような断熱材も用意しておきましょう。100円ショップの保温アルミシートやダンボールでも、複数枚重ねれば代用可能です。
水の用意(優先順位: ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)
ペットボトルの水の備蓄
はじめにお伝えしたとおり、人間は3〜5日水を飲まなかったら死んでしまいます。災害時に必要な水は一人当たり1日3リットルと言われてます。しかもこれ、飲料用と調理用だけの話です。食器を洗ったり、洗濯や身体を洗うといった生活用水はまた別途用意しなければなりません。
ペットボトルの水は2年程度の賞味期限があります。ですから2Lのペットボトルを普段から備蓄しつつ、料理なんかで使ってローテーションさせる(ローリングストック法)と良いでしょう。
生活用水はポリタンクに備蓄
私の場合は、100円ショップで売っている20リットルくらいの「折りたたみ式ウォータータンク」に水を満タンに入れて常備してます。それを2つ用意してます。そのままでは水は腐ってしまいますから、キッチンハイターをキャップ一杯ほど加えてます。こちらは災害時の生活用水に使えます。
水がない時の対処
川の水を汲んで、コーヒーフィルターやマスクで濾過する
どうしても家に水の備蓄がない時、近くに川などがあれば水を濾過して命を繋ぐことができます。その時にコーヒーフィルターやマスクでも濾過できるそうです。もちろんフィルターの受け皿になるコーヒードリッパーやじょうごも必要です。ただし、雑菌の心配はありますから飲む場合は煮沸消毒したほうが良いでしょう。また、手の届かないところで水を汲むために「魚釣り用のバケツ」もあると重宝します。これらも100円ショップで入手可能です。
私の場合はコロナ禍で持て余してるマスクと、キッチンやキャンブで使っている折りたたみじょうごで対処しようと思ってます。
水を入れるアイデア
給水所から補給される水を持ち運ぶ道具として、ペットボトルの空きや給水バッグを利用すると良いでしょう。もしもそれらがない場合は、大きめのポリ袋を二重にしてリュックへ仕込み、水を入れたらしっかり口を縛れば水を持ち帰ることができます。水は思った以上に重たいですから、リュックがあるとだいぶ負担が違います。
▼ ところで非常時には旅行や登山にも使えるデイパックがあると非常便利だと思います。私は25Lのものを持ってますが、大きすぎず小さすぎず色々収納ができます。宿泊はホテルでしたが、過去に25Lのデイパック1つで東海道線53次歩いた経験もあります。
食べ物の用意(優先順位: ⭐︎⭐︎⭐︎⭐︎)
炭水化物: パスタや乾麺など
パスタなどの乾麺は水につけておけばふやけ、最悪火がなくても食べることができます。またキャンプでよくやる技ですが、あらかじめパスタを水につけてふやかしておけば茹でる必要もなく、そのままフライパンで具材やソースと煮て美味しく頂けます。災害時では水の節約術にもなりますね。他にもうどんやラーメンなどの乾麺、炊いたお米を乾燥させて長期保存可能にさせた アルファ米 などもオススメです。
タンパク質: 缶詰や乾物
タンパク源となるお肉を常温で保存しておくのはなかなか難しいでしょうから、缶詰を常備しておくと安心です。100均でも手に入りやすいサバ缶など、良質なタンパク質が豊富で人気です。缶詰以外にもアイデアとしては、煮干しや乾燥大豆、スルメイカ、 ビーフジャーキー あたりを常備しておくと良さそうです。
ビタミン食物繊維: 野菜の保存食
さつまいもやじゃがいもなどの芋類は常温でも長期保存可能なので常備しておくと良いでしょう。他にも野菜を保存食にしてしまうという方法もあります。塩漬けや乳酸菌発酵させることで野菜を長期保存できます。しかも結構簡単です。食事の準備の手間をラクにしてくれるので、私は普段から野菜の漬物を常備し活用しています。ご飯のお供にパパッと一品添えられ、しかも乳酸菌による整腸採用や食物繊維も豊富なので健康面でも優れてます。そのほかにも、野菜の干物や、オイル漬け、ジャムなどの砂糖漬けといったものがあれば、いざと言った時の保険になります。私が運営している料理サイト キッチンノート では長期保存可能な保存食のレシピを多数ご紹介してますので、ぜひご参考ください。 保存食のレシピ一覧ページ
その他
その他、トイレや照明、携帯のバッテリーやアナログラジオなど。女性でしたら生理用品や、赤ちゃんやお子さんがいる方はさらに備えなければならないものはあります。考えれば考えるほど不安要素は尽きません。人によっては優先順位は様々ですから、ご自身でよく考えて1つづつ優先順位から準備していくのが良いかと思います。
この記事では紹介しきれない内容が 「100円ショップ防災手帳」 でたくさん紹介されてます。ぜひ合わせてご参考になさってみてください。