Seeeduino XIAOでArduino開発
この記事では、Seeeduino XIAOをArduino IDEで動かすまでの設定方法を紹介する。Seeeduino XIAOは、Arduino IDEで開発できるArduino互換機のマイコンだ。WiFiは装備していないが、その代わり省エネで超小型のためウェアラブル製品やスタンドアローンな用途に向いている。
XIAOのサイズは500円玉より小さく、1個あたり500円ちょっとで購入できる。USB-TYPE Cのシリアルインタフェースがついて、パソコンと繋いでArduino IDEで開発することができる。
Seeeduino XIAO開発ボードは、ARMCortex-M0+ 32ビット48MHzマイクロコントローラー(SAMD21G18)を搭載し、低消費電力です。クロック周波数は48MHzと、Arduino Uno、Arduino Nanoの3倍です。 又、このArduino IDE互換ボードには256KBのフラッシュメモリ、32KBのSRAMも搭載されています。
Amazon開発環境
今回、作業を行った開発環境はこちら。
項目 | バージョン |
---|---|
Seeeduino | XIAO |
Arduino IDE | 1.8.10 |
PC | macOS Big Sur 11.0.1 |
Seeeduino XIAOの特徴
項目 | スペック |
---|---|
CPU | ARM Cortex-M0+ CPU(SAMD21G18) 48MHz |
フラッシュメモリ | 256KB |
SRAM | 32KB |
Digital I/Oピン | 11個 |
Analog I/Oピン | 11個 |
I2Cインタフェース | 1個 |
SPIインタフェース | 1個 |
UARTインタフェース | 1個 |
USBインタフェース | Type-C |
電源 | DC3.3Vまたは5V |
サイズ | 20×17.5×3.5mm |
D0ピンではDACによるアナログ電圧を出力できる。I/Oピンは3.3V基準。
Seeeduino XIAOの日本語サイトもあるので参考に。
Arduino IDEの設定
それではArduino IDEで、Seeeduino XIAOを開発できるようにしていこう。IDEの設定作業は、次のたったの2つのステップだけ。
- SeeeduinoをArduino IDEに追加する
- ボードとポートの選択
❶ SeeeduinoをArduino IDEに追加
Arduino IDE → Preferences → Additional Boards Manager URLsに下記URLを追加する。
https://files.seeedstudio.com/arduino/package_seeeduino_boards_index.json
次に、Tools → Board: → Boards Manager → Seeeduino XIAOで検索し、ボードをインストールする。
❷ ボードとポートの選択
Tools → Board: で「Seeeduino XIAO」を選択する。
また、Tools → Portから「MacとSeeeduinoをUSB-Cで繋ぐと表示されるポート」を選ぶ。
これでSeeeduino XIAOを開発できる状態になった。
ビルトインLEDを点滅させてみよう
それではプログラムを書き込めるかどうか確かめるために、簡単なプログラムをXIAOにアップロードしてみよう。書き込むことができれば、XIAOにビルトインされているオレンジ色のLEDが点滅する。
/*
Created by Toshihiko Arai.
https://101010.fun/iot/seeeduino-first-step.html
*/
void setup() {
pinMode(LED_BUILTIN, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(LED_BUILTIN, HIGH);
delay(500);
digitalWrite(LED_BUILTIN, LOW);
delay(500);
}
リセットのやり方
Seeeduino XIAOでプログラムを書き込めなくなった場合は、リセット作業を行う。画像のようにRSTを2回連続でショートさせるとリセットされる。
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Seeeduino XIAO開発ボードは、ARMCortex-M0+ 32ビット48MHzマイクロコントローラー(SAMD21G18)を搭載し、低消費電力です。クロック周波数は48MHzと、Arduino Uno、Arduino Nanoの3倍です。 又、このArduino IDE互換ボードには256KBのフラッシュメモリ、32KBのSRAMも搭載されています。
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