Pro MicroでArduinoをはじめよう!
この記事では、Arduino互換機の「Pro Micro」を使ってLEDを点滅するまでの手順を説明していく。
Pro MicroでArduinoをはじめよう!
Pro Microとは?
Pro Microとは、SparkFun社が製造しているAtmega32U4を搭載したArduino互換機である。「5V/16MHz」と「3.3/8MHz」の2つのバージョンが存在する。ADコンバータは9ピンあり10bitの解像度である。また、デジタルIOは12ピンあり、そのうち5ピンがPWMに対応している。
今回はKKHMF社が製造しているPro Microを使用した。Amazonで「Pro Micro」を検索すれば他にも「KeeYees」や「HiLetgo」といった会社の製品がヒットする。
16MHzの水晶付き 電源ジャンパは、外部5Vを接続します。 彼のUSBポートは、他のデバイスを接続するためのUSBケーブル(ホスト)を接続することも、単一の行ピンストリップで利用可能です。 モジュールサイズ:3.4cm x 1.8cm/1.33"X0.7" ArduinoのIDE v1.0.5デベロッパーの下でサポートされています。
AmazonPro Microピン役割
Pro Microの詳細はSparkFunのサイトでチェックしてみよう
ボードとピンの半田付け
ピン端子をブレッドボードに挿し、その上にマイコンボードを載せる。最初に四隅を半田付けし、全体のズレがないかどうかを確認する。その後、残りのピンを半田付けしていく。
Pro MicroでLチカしてみよう!
それでは、実際にPro MicroでLEDをチカチカ点滅さてみよう。
開発環境
今回使用した開発環境は下記のとおり。
項目 | バージョン |
---|---|
Arduino互換機 | KKHMF Leonardo Pro Micro(5V/16MHz) |
Arduino IDE | 1.8.10 |
パソコン | macOS Big Sur 11.0.1 |
Arduino IDEの設定
Boardの選択
Arduino IDEを開き「Arduino Leonardo」のボードを選択する。
Portの選択
Pro MicroとパソコンをUSBケーブルで繋ぎ「Arduino Leonard」が表示されているポートを選択する。
Pro MicroとLEDの配線
LEDのアノードをArduinoの10番(A10)へ繋ぐ。そして、LEDのカソードを220Ω〜1kΩの抵抗を通してGNDへつなぐ。
Lチカプログラム
1秒間に1回LEDを点滅させるプログラムがこちら。
/*
Created by Toshihiko Arai.
https://101010.fun/iot/pro-micro-blink-led.html
*/
const int LED_PIN = 10;
void setup() {
pinMode(LED_PIN, OUTPUT);
}
void loop() {
digitalWrite(LED_PIN, HIGH);
delay(1000);
digitalWrite(LED_PIN, LOW);
delay(1000);
}
Arduinoの雑学
オープンソースハードウェア
Arduinoはオープンソースハードウェアである。つまり設計図などが公開されているため、Arduinoに使われる電子部品さえあれば誰でもArduinoと互換性のあるマイコンボードを作る事ができる。ただし、「Arduino」の名称を使用するには許可が必要。
すでに多くの会社がArduino互換機を製造している。また、値段も本家のArduinoよりずいぶん安くなっている。
ArduinoとLeonardoの違い
Arduinoの場合、FT232RLのマイコンをUSBインタフェースで使用しており、それとは別のマイコンをスケッチの実行に使用している。一方でLeonardoの場合は、USB通信とスケッチの実行を1つのマイコンで実現している。そのため、Leonardoの方が製造コストを下げられ値段もArduinoより安い。
また、Leonardoはマイコンに「ATmega32U4」を使っていて、このマイコンはHIDデバイスとして振る舞うことができる。HIDとは「Human Interface Device」の略で、キーボードやマウスなどの人間が操作できるデバイスのことを指す。つまり、ATmega32U4を搭載している製品であればオリジナルのキーボードやマウスなどを開発することも可能である。
今回使用した関連製品はこちら
16MHzの水晶付き 電源ジャンパは、外部5Vを接続します。 彼のUSBポートは、他のデバイスを接続するためのUSBケーブル(ホスト)を接続することも、単一の行ピンストリップで利用可能です。 モジュールサイズ:3.4cm x 1.8cm/1.33"X0.7" ArduinoのIDE v1.0.5デベロッパーの下でサポートされています。
AmazonATmega32u4搭載 / SRAM:2.5KB / EEPROM:1KB / Clock Speed:16MHz 動作電圧:5V デジタル入出力ピン:20本 / PWMチャンネル:7本 / アナログ入力チャンネル:12本 直流電流(1ピン当り最大):40mA / 直流電流(3.3Vピン、1ピン当り最大):50 mA Flashメモリ:32KB (ATmega32u4) 内4KBはブートローダーで使用
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