デジタルテスタで家庭コンセントの極性の調べ方
デジタルテスタを使って、家庭のコンセントの極性の調べ方をご紹介いたします。家庭のコンセントの片側は、GNDで接地されていて触っても大丈夫ですが、もう片方はAC100Vの電圧がかかっていて触ると感電します。私も幼い頃に感電して痛い思いをした経験があります(笑)電気工事ではコンセントの口の長い方がアース接地と決められてますが、たまにミスがありそうならない場合があるようです。ですので過信せずに、一度自分で調べてみることにしました。
▼ 本来はこういった検電器を使った方が安全にできます。
コンセントの極性の調べ方の動画
動画はYouTubeの アイデアノート channel で公開中です。
コンセントの極性の調べ方
それではさっそく、デジタルテスタを使った家庭用コンセントの極性の調べ方をご紹介いたします。
テスタを交流電圧測定モードに設定する
デジタルテスタを交流電圧測定モードに設定します。レンジがある場合はAutoで大丈夫です。
▼ ちなみに私はこちらのデジタルテスタを使ってます。
コンセントに差して100Vを確かめる
まずはテスタのリード棒をそれぞれコンセントへ差し込み、100Vかどうかを確かめます。テスタの極性はどちらでも構いません。ゴム手袋をすると比較的安心して作業ができます。
コンセントの片側と床の電圧を測る
次に、コンセントの片側へテスタのリード棒を1本差し込み、もう一つのリード棒は床へくっつけます。その時の電圧を記憶します。
もう一方の片側と床の電圧を測る
同様にして、コンセントの反対側と床との電圧を測定します。
以上の結果から電圧の高い方が非接地側となり、AC100Vの高圧がかかっていることになります。
コンセントの極性
今回は規定通り、コンセントの穴の縦幅が広い方が接地(アース)、狭い方が非接地(AC100V)でした。また、接地側をL(ライブ)やホット、非接地側をN(ニュートラル)やコールドとも呼びます。
そもそも今回AC電源の極性を測ろうと思ったのは、自作したスイッチ付きコンセントタップへの疑問からでした。なぜかスイッチを切ってもLEDが点灯していることがあり不思議に思ったのです。
この手のコンセントタップのスイッチは、ホット線(AC100V側、N)のみを切断するようにしてできており、もう一方のコールド線(GND)スイッチを切ってもコンセントと導通状態です。お分かりの通り、コンセントタップの根本のプラグを極性間違えて差し込んでいたらスイッチを切ってもAC100Vと導通のままです。スイッチを切ってるから安心して電子回路をいじっていると、いつか危ない目に遭うのではと思い極性を揃える作業に至ったわけです。実際、内蔵スイッチのLEDが点灯するほどの電圧が掛かりますから、無駄な電気代も発生してしまうのではと思ってしまいます。
ということで今回は、個人的には非常に学びになった経験でした。くれぐれも記事の内容を真似する場合は自己責任の上、ケガの無いように行ってくださいね。