モノラル→スレテオ変換BOXの製作
エフェクターから出力されるモノラル信号をヘッドホンアンプへ入力できるようにステレオ化できるボックスを製作してみました。電池を必要としないパッシブ回路です。
モノラル→スレテオ変換BOXの回路図
モノラル→スレテオ変換BOXの回路図はこちらです。
用途としては、ギター&ベースエフェクターの出力を直接ヘッドホンアンプへ繋ぐことができます。もちろん、パッシブ出力の信号をヘッドホンアンプに直挿しはできませんが、バッファやエフェクターを通した後の音であればヘッドホンアンプでダイレクトにモニタリングできます。 なぜこのように抵抗を3つ使うのか私の知識では分かりませんが、色々調べると信号を2分配する事例を見てこうしました。多分、高周波信号における反射などが関係するのかな?
3種類の抵抗を使ってモノラルステレオ変換ボックスを製作してみました。
以下、製作事例をご紹介いたします。
モノラル→ステレオ変換ボックス 高級カーボン抵抗使用(アムトランス)
最近、音質を気にする回路で標準的に使っている アムトランスのAMRGシリーズ です。耐圧は3/4です。アルミの外装でパッケージされてますので見た目が金属皮膜抵抗かと思いきや、カーボン抵抗に分類されるようです。 見た目はかっこいいですが、1本数百円します^^;
モノラル→ステレオ変換ボックス(スケルトン抵抗 2W)
こちらのスケルトン抵抗は、外装塗装をなくすことで音質向上を図ったものだそうです。こちらも一本数百円します^^;; お値段が高いので、ここぞというところで使用するのが賢い選択です。 スケルトン抵抗の詳細は をご覧ください。
モノラル→ステレオ変換ボックス bispa金属皮膜抵抗使用
比較低価格でありながら、音質に定評のあるbispaの LGMFSA50シリーズ です。小型の抵抗ですが耐圧は0.6Wあります。
終わりに
今回ご紹介したモノラルステレオボックスですが、抵抗によって音質が変わります。シンプルな回路でしかも信号に対して直列に挟む抵抗だと、部品による音質の違いが現れます。音質の違いを楽しめると同時に、沼にもハマります(笑)