【再チャレンジ】空芯菜を水耕栽培で再生してみよう!【再生野菜/リボベジ】



前回、水耕栽培で育ててきた空芯菜(クウシンサイ)は病気にかかって途中で断念したが、夏の終わりまでまだ時間があるため再生栽培に再びチャレンジすることにした。

前回の記事はこちら

スーパーで買った空芯菜を水耕栽培で増やしてみよう!【再生野菜/リボベジ】


今回もまたスーパーで買ってきた空芯菜をもとに、水耕栽培でリボベジ(再生野菜、再生栽培)に挑戦していく。






0日目スーパーの空芯菜を育ててみよう! (8/17)


空芯菜の水耕栽培、第2段のスタートだ。

まずはスーパーで出来るだけ元気そうな空芯菜を選んで購入した。


西友で177円。
一昔前は300円くらいしていたイメージだったが、認知度も広まり価格が安くなったのだろうか?

購入した空芯菜の中から葉の状態が良いものを選び、少しだけ葉を残してカットし水に浸す。


他の葉は炒め物にして美味しくいただいた。

さて、これで空芯菜苗の準備は完了。
あとは発根するまで毎日水を変えながら待つだけだ。




2日目ファイルボックス水耕栽培装置に定植 (8/19)


水につけてから二日ほどで発根したので、ファイルボックス水耕栽培装置へ定植していく。



ファイルボックス水耕栽培装置の作り方はこちら

スーパーで買った空芯菜を水耕栽培で増やしてみよう!【再生野菜/リボベジ】

今回はファイルボックスを2つ使って育ていくことにした。

液肥は前回と同様にハイポネックスを1000倍に薄めて使っていく。


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アメリカで開発された、植物の生育に必要な各種栄養分をバランス良く含み、水に溶けてすばやく効く速効性の肥料です。植物の株を丈夫にするカリ成分を多く含みます。すばやい効き目で、暑さ、寒さ、病害虫への抵抗性が高まり、乾燥や日光不足に強い植物に育てます。水耕栽培にも使用できます。

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根がまだ短いので、根がちゃんと浸かるように液肥の水位を高めにしている。



また前回の教訓として、害虫による病気の伝染要因を排除するために虫除けネットをかぶせてみた。
支柱はハンガーを加工して、ファイルボックスに取り付けた。

こんな感じでファイルボックス水耕栽培のスタートだ。



ちなみに写真の他の二つのファイルボックスは、パクチー、春菊、バジル、大葉を育てている。




4日目エアレーションとLEDライト (8/21)


今回は空芯菜ファイルボックスの一つだけに、エアレーションしながら育てることにした。




根は呼吸するため酸素が必要で、水に空気を入れることで成長が促進されるらしい。

しかしエアレーションをしてから二日後、根を観察すると、エアレーションをしていない方が成長がはやい。

エアレーションなし


エアレーションあり


エアレーションが原因で違いが出ているのか確定はできないが。引き続き様子を見ていきたいと思う。

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一方、日照不足を補うため自作の植物用人工照明を当てることにした。



人工照明は、60W形LEDライト ボウル 電球ソケット を組み合わせて作った。



テスターで測定すると1000Lux程度の光量となった。
直射日光が当たっていないベランダの明るさが1000Lux以下なので、なかなかの光量をつくり出せている。
この人工照明は空芯菜ファイルボックスの二つに当てていく。

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研究では、植物の成長を促進する最も重要な光は赤色光と青色光であり、素子が可能な限り赤と青の光素子を採用されています。

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6日目根の違い (8/23)


エアレーションなし


エアレーションあり


エアレーションをしている方は、なかなか根が成長しない。
根の成長と葉の成長は比例しているように思われる。



10日目成長に差がでる (8/27)


エアレーションをしている方としていない方で、かなり成長に差がでてきた。

左がエアレーションなし、右がありの空芯菜だが葉っぱの大きさで成長の差が一目瞭然だろう。


根を比較してみてもこれほど違う。
エアレーションなし


エアレーションあり


参考書にはエアレーションをした方が生育がはやいと書かれているが、この結果は私のエアレーションのやり方が問題なのかなんなのか。

ただ気になる点が一つある。

エアレーションなしの方が根がキレイな網目状になっている一方で、エアレーションありの方は根がからまっているようす。


つまり、エアレーションによってできる水の流れの勢いが強すぎるのではないだろうか?

これはあくまでも仮定だが、少し空気を弱めてみて様子をみてみることにする。




11日目摘み取り収穫 (8/28)


こちらはエアレーションをしていない空芯菜。
虫除けネットが小さいため、摘み取り収穫することにした。


これによって脇芽から次々と葉っぱが成長し、収穫が増えていくことを期待する。



12日目葉に異変 (8/29)


昨日、摘み取り収穫したのはエアレーションなしの空芯菜の2苗。その葉に異変が起きている。斑点があらわれ始めた。




前回栽培した空芯菜と似ているような似ていないような症状だ。

昨日の時点ではこの症状は確認していないのでまさか、摘み取った切り口から病気に感染してしまったのだろうか?
摘み取る時に使うハサミは毎回洗って消毒しているが、詰めが甘い可能性もある。

摘み取り収穫していない方も、同じような症状になり始めているので感染症の病気の可能性が高い。



一方、こちらはエアレーションありの空芯菜。
成長が遅いため、昨日は摘み取り収穫はできなかった。つまりハサミでカットしていない。
今のところ、病気のような症状は見られない。


ハサミや切り口が原因かどうかは分からないが、今後この症状を注意深く見守っていく。

さて、エアレーションありの空芯菜も、根が以前よりは少しだけ成長してきた様子。






14日目葉が枯れ、根が緑化 (8/31)


エアレーションなしの空芯菜だが、葉の斑点が広がりいよいよ枯れ始めた。


枯れた葉は全て摘み取った。脇芽から出てきた新しい葉には、斑点のような症状はまだ見られない。


根を確認してみると、緑化が進んでしまっていた。さらに、根元から脇芽まで伸びている。


おそらく外の光が根まで届いてしまっているからだろう。アルミシートをファイルボックスに貼って、遮光することにした。



こちらはエアレーションのありの空芯菜。病気にかかることなく成長してきたので、初の摘み取り収穫をした。


摘み取り後。


こちらの空芯菜の根は、白いままでとてもキレイだ。
もしかしたらファイルボックスが黒に近いので、光が吸収され遮光効果が高いのかもしれない。


それでも白色ファイルボックスと同様に一応、遮光シートを貼っておくことにした。




31日目ツルを巻く (9/17)


空芯菜はサツマイモと同じ仲間でツル性の植物。
だから写真のようにツルを巻き始めた。


つるなしエンサイというタネが売られてるくらいだから、本来はこのようにツルを巻くのが自然なのだろう。

植物のツルというのは不思議だ。
スナップエンドウの栽培でも思ったが、ツルを観察していると、植物なのに動物のような行動を垣間見ているようだ。


41日目摘み取り収穫 (9/27)


秋になって涼しくなったからか、いまいち成長が遅い。

少ない量だが、固くなってしまう前に、若葉を摘み取り収穫することにした。








69日目摘み取り収穫 (10/25)


1ヶ月近く放置してしまった。
お互いツルを巻きあっている状態。


ハサミでカットして収穫。
食べ応えある量のクウシンサイを収穫できた。



エアレーションしていた方は相変わらず根がキレイ。
一方でエアレーションなしの根は少し黒ずんでいる。





収穫した空芯菜は炒め物めにする。

  • ラードを溶かし、ニンニク、鷹の爪、ホアジャオを弱火でじっくり炒める。
  • 食べやすい大きさにカットした空芯菜を入れ、強火で炒める。
  • 水分が出てきたところでウェイパーを入れ、醤油少々、黒胡椒をふりかけ完成。


大量の空芯菜も炒めればペロリと食べれる量に。


冬も間近だがまだまだ育てられそうな感じなので、また水耕栽培で放置しておく。



91日目栽培終了 (11/16)


11月になり最低気温が10度を下回るようになった。
また、日が低くなりベランダには直射日光がほとんど当たらなくなった。
そのためか、葉っぱが黄色くなったり枯れ出した。


これ以上の収穫は見込めそうにないので、今年の空芯菜栽培はここで終了することにした。
エアレーションをしていた方は最後まで根が白くキレイだった。
しかし成長にはそれほどの違いがなかったように思われる。


空芯菜の再生栽培はなかなか楽しかった。
しかし日当たりが悪いベランダなので、空芯菜の本領が発揮されていない感じがする。
また機会があれば育ててみたいと思う。
お疲れ様、空芯菜!


空芯菜(朝顔菜、エンサイ、ヨウサイ)




項目内容
学名Ipomoea aquatica
分類ヒルガオ科サツマイモ属
原産地熱帯アジア
英名Water convolvulus/Water morning glory
来歴古くから沖縄で栽培
栄養ビタミンA、カルシウム、食物繊維
保存法しめらせたキッチンペーパーで切り口を巻き、ぬらした新聞紙で包んで冷蔵保存
料理炒め物、おひたし、スープ、天ぷら
タネまき5月初旬〜7月初旬
収穫日数約50日
肥料20日おきに追肥
水やり地面がいつも湿っているくらい水やり
その他前半は密植して初期の収穫量を多くする。
草丈20cmごろ、頂点のから2〜3枚くらいを摘み取り収穫して脇芽を増やす。
古い葉は残す。暑さと光と湿り気が大好きで寒さに弱い。



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