【レタス/カラシナ/コマツナ/ミズナ】の4種をセルトレイ水耕栽培で同時栽培



セルトレイを使った水耕栽培に挑戦してみた。
空芯菜の水耕栽培で使っているファイルボックス型もなかなか良いが、苗をたくさん育てるには少し不便である。
卵の容器でタネまきをして苗を育て、そこから移植するのにいきなりファイルボックス型だと根が伸びてないので水切しやすい問題もある。

そこでセルトレイ使ってそのまま水耕栽培してみたら良さそうだと思った。
セルトレイ水耕栽培は既に書籍などでも紹介されているアイデアだが、自分なりに少し工夫を加えた。







0日目タネまき (8/19)


ホームセンターで手に入れたレタス、カラシナ、コマツナ、ミズナのタネ。





卵のパックにバーミキュライトを入れてタネをまいた。




2日目発芽 (8/21)


タネまきから二日ほどで発芽。


実はホウレンソウのタネも撒いたのだが、その後発芽することはなかった。

ハイポネックスを1000倍に薄めた液肥で水やりをする。


ハイポネックス 微粉ハイポネックス 500g

アメリカで開発された、植物の生育に必要な各種栄養分をバランス良く含み、水に溶けてすばやく効く速効性の肥料です。植物の株を丈夫にするカリ成分を多く含みます。すばやい効き目で、暑さ、寒さ、病害虫への抵抗性が高まり、乾燥や日光不足に強い植物に育てます。水耕栽培にも使用できます。

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夜は台所の電球を利用して光を当て、成長を促してみる。



3日目植物照明ボックス (8/22)


毎回苗を台所へ移動してLEDライトを当て続けるのは大変なので、育苗のLEDボックスを作ることにした。

まずは手ごろなサイズのフタ付きボックスを購入。
電球はダイソーで買った60W形のLEDライトで、消費電力は8.5W。


電球とソケットの間にフタを挟んで固定するので、適当な大きさの穴を開け右のように挟んで固定した。


ボックス内の光が漏れないように、アルミ箔をクシャクシャにして貼って反射させる。
点灯してみたらいい感じに明るくなった。
フタを閉めた状態で700Luxくらいの照度が出ている。


さらに電球の白いカプセルを外した方が、照度が強くなると思ったので取り払ってみた。


見るからに光が強くなった。
照度を測定すると900Luxは出ているので、1.3倍の照度アップに成功したことになる。


延長コードを取り付けて完成。植物照明ボックスとでも呼ぼうか。


夜の間は、この植物照明ボックスの中で成長を促していく。






5日目(8/24)


植物照明ボックスのおかげで、いい感じに成長しているようだ。日当たりの悪いベランダでの日照不足を補ってくれている。




8日目セルトレイ水耕栽培装置 (8/27)


350型のプランターとセルトレイを使って水耕栽培装置をつくってみた。


このセルトレイを半分に切るとちょうど、上のプランターに収まるサイズだ。


セルトレイが落ちないように、針金を通す。


後から思いついたのだが、ポリ袋を被せて液肥を入れるようにすれば、わざわざプランターの底穴をふさぐ必要はなかった。
また、黒いポリ袋を使うことで、藻などの繁殖も防ぐことができそうだ。


バーミキュライトが落ちないように、セルトレイの底に鉢底網を敷く。


卵パックで育ててきた苗が、だいぶ成長したのでセルトレイに移植していく。
最初からセルトレイにタネを撒けば良いのだが、当初はセルトレイ水耕栽培をする予定ではなかったのでこうなっている。


バーミキュライトを入れ、苗を移し替えて、プランターに液肥を注いだら定植完了。


根が伸びるまで、液肥がセルトレイの底に浸るようにする。


残りの苗は翌日、同じようにセルトレイ水耕栽培装置に定植した。






10日目 (8/29)





12日目 (8/31)





14日目 (9/2)


そろそろ間引きしようと思いながら、だいぶ育ててしまった。



20日目ベランダの手すりへ移動 (9/8)


もはや間引きをせず、このまま密植栽培してみようか。


これをみると、密植するとお互い競争し合って、初期成長が早くなるというのは本当かもしれない。

ベランダに育てる野菜が増え、水耕栽培プランターの配置に困っていた。
棚を作ろうかと悩んでいるうちに、閃いた💡

S字フックを使って、ベランダの手すりにひっかけることにした。
九州上陸の台風10号で関東でも大雨が降ったり、強風だったりしたが、なんとか耐えてくれた。
キッチンからも見えるのでなかなか良いポジションに設置できた。







23日目 (9/11)





27日目 (9/15)





37日目間引き、摘み取り収穫 (9/25)


今まで少しずつ摘み取りながら収穫していたが、だんだん混み合ってきたので一つのセルに一株程度残るように間引くことにした。
水菜やレタスが他の葉っぱと絡まりやすく、密植栽培させると摘み取りに苦労する。


間引き後、土寄せをしたりしたが、どうもぴしりと立ってくれない。
ベランダの手すりは風通しが良いため、もしかしたら野菜にとっては風当たり強すぎるのかもしれない。


小さな葉でも、結構な量を収穫することができた。






75日目カラシナ収穫 (11/2)


カラシナが暴れ回っているので摘み取り収穫することにした。
カラシナは素手で触るとトゲトゲしていて痛いので注意。




カラシナはお浸しにしていただいた。
あれだけゴワゴワしてトゲトゲしかったカラシナも、茹でると柔らかく辛味もなくなり食べやすくなる。




80日目コマツナ、サニーレタス収穫 (11/7)


カラシナに続いて、コマツナ、サニーレタスもセルトレイいっぱいに育っているので収穫することにした。


コマツナは株元からハサミで切って3株を収穫、サニーレタスは大きい葉のみを摘み取り収穫した。


ところで、秋になってから空気が乾燥しているせいか、水耕栽培の液肥の減るペースが速い。
もちろん野菜が大きく成長しているのも要因だろう。
セルトレイ水耕栽培の場合、1週間に一度は、液肥を満タンにそそいであげなければならない感じ。

それと比べてファイルボックス水耕栽培装置では、1ヶ月以上液肥がもつ。
単純に容量が大きいのと(4リットルは入る)、縦長だから蒸発しにくいのかもしれない。

同じ小松菜でもファイルボックス水耕栽培装置の方が成長が早かった。
スポンジで固定しているだけなので、株元の根が曲がっても上下してかんたんに整えることができる。


一方でセルトレイだと、チマサンチュがキレイに育てやすい。
【セルトレイ水耕栽培】チマサンチュとミツバを同時栽培!






今後の予定


野菜の成長があれば追記していく予定。



レタスの特徴



項目内容
学名Lactuca sativa
分類キク科アキノノゲシ属
原産地西アジア、地中海沿岸
英名lettuce
来歴10世紀頃に中国から導入。
栄養カロテン、ビタミンE、ミネラル
保存法外葉を捨てずにポリ袋に入れて冷蔵保存。
料理サラダ、レタス包み、酢みそあえ、炒め物
タネまき3月上旬〜4月下旬、8月中旬〜9月下旬
収穫日数約60日〜70日
肥料肥料は切らさないように定期的に。
栽培発芽に光が必要。
水やり水は切れないように十分に。ただし冬は過湿だと病気になりやすいので適正に。
その他内側の葉が巻き始めたら収穫時期、外側の葉をかき取って収穫する。


カラシナの特徴



項目内容
学名Brassica juncea
分類アブラナ科アブラナ属
原産地中央アジア
英名leaf mustard
来歴中国から渡来し、10世紀には栽培されている。
栄養葉酸、カルシウム、カロテン、ビタミンC、カリウム
保存法
料理
タネまき
収穫
肥料
水やり
その他


コマツナ (小松菜)の特徴



項目内容
学名Brassica rapa var.
分類アブラナ科アブラナ属
原産地中国
英名komatsuna
来歴先祖はかぶの一種の茎立菜。江戸の西部、葛西や小松川あたりで栽培されていた地方品種が小松菜。
栄養ビタミン、ミネラル、β-カロテン
保存法さっとゆでて、しっかり水けをきって冷凍保存も可能。
料理浅漬け、おひたし、雑煮
タネまき一年中栽培できる。
収穫約30日。草丈20〜25cmが収穫適期。
肥料春から秋は元肥のみ、寒くて成長に時間がかかる冬は追肥が必要。
水やり基本は一日一回。夏場は夕方土が乾いていたら一日二回やる。
その他


ミズナ (水菜、京菜)の特徴



項目内容
学名Brassica rapa var. nipposinica
分類アブラナ科アブラナ属
原産地日本
英名mizuna
来歴京都原産で、古くから栽培されていた京野菜。
栄養鉄、カルシウム、ビタミンC、ポリフェノール
保存法
料理サラダ、鍋、漬物、煮物、水菜のあぶちり
タネまき5月中旬〜6月上旬、8月末〜9月上旬
収穫45〜60日。草丈25〜30cmになたら間引き収穫。
肥料元肥と追肥2回
水やり毎日十分に水やり。
その他



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