富津岬サイクリングキャンプ (2019年)

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「君津で倒れた鉄塔を見に行こう!」

そんな野次馬根性から事は始まった、サイクリングキャンプ。都内から出発し目指すキャンプ場は富津岬となる。9月待つから計画していたのだが、天気が悪くなかなか調整できず、おまけに台風19号という大物が来てしまったため当初の予定から数週間とだいぶずれ込んでしまった。
秋の気温も日に日に冷え込んでいく。寒くなれば装備も多くなり自転車に積むことができなくなってしまう。比較的暖かいうちに行きたい。ようやく雨の降らなそうな台風明けに出発する運びとなった。




出発当日は午前7:30に荒川の木根側橋で待ち合わせる事となった。巨大台風19号が去った直後という事で荒川のサイクリングロードは浸水されたため、泥水や、木枝の山などでまともに走れる状態ではなかった。しかし土手の上を走るも、車との交差の時はしかたなく橋の下の道をくぐり抜けることになる。すると泥の道を走ることになり、案の定スタート時点ですでに自転車が泥だらけになってしまった。



君津までは都内から約100kmほどある。行ける自信はあった。というのもこの日のために30km、50km、80km、110kmというようにサイクリングで体の準備を整えていった。なんの準備もなしにクロスバイクでいきなり100kmは無謀だ。仮に行けたとしてもお尻や首の苦痛で楽しい旅にはならないだろう。


当初はリュックひとつに持ち物を全て詰め込んで行こうと思っていたのだが、長時間肩に背負ってサイクリングすることは危険だと判断した。ただでさえ首肩がこっていく乗り物だ。肩の負担を出来るだけ減らしたい。諸先輩がたの自転車パッキングを調べてみると、サドルバックやフレームを利用してキャンプ道具を積んでいることが分かった。私もサドルバッグとフレームバッグを購入することにした。




今回のキャンプは2泊3日で、私の荷物のパッキングは次のようになった。

荷物リスト
テント
イス
カッパ上下
エアマット
タイヤチューブ
工具
チェーンロック
自転車ライト前後
モバイルバッテリー
WiMAX
iPhone
ライトニングケーブル
USB-Cケーブル
帽子
サングラス
タオル
ペットボトル(水)
補給食
ナイフ
シェラカップ (忘れた)
お金
ビニール袋

キャンプ場近くには巨大なイオンモールがあり、現地で必要なものはそこで買う予定だったので荷物は必要最小限に削った。調理器具、キャンプシート、タープ、着替えはもちろん、今の気温なら耐えられると思いシェラフすらも持って行かなかった。シェラフはカッパや100均のアルミシートで十分代用できた。




友人は都内から館山まで自転車で行ってしまうほどのベテランだ。道中、私は彼の後ろについていけば良いだけだから必要なのは体力だけだった。キャンプ場につく寸前というところで、友人の自転車がなんとパンクした。私の28Cのタイヤに比べると彼のタイヤは23Cとだいぶ細い。チューブのスペアを持っていたので彼はその場で修理してバッチリ復帰(しかし帰りの道でなぜか徐々に空気が抜けていくトラブルに何度も見舞われて大変そうだった...)。



ようやくたどり着いたキャンプ場はカラスが多く、少し残念な雰囲気。さっそくテントを張って荷物を軽くし、イオンモールまで食料を買い出しに行く。せっかくなのでキャンプ場ではなく、海の見える岬で呑むことにした。


ちなみに上の写真の真ん中の島は海堡(かいほう)で、島に砲台を配置した要塞である。

富津岬は三浦半島から房総半島まで東京湾をパノラマで展望できる。持ってきたイスに座りワインとおつまみを肴に談笑しながら優雅な時間を楽しんだ。
2日目は少し寒かったのでお昼頃までテントの中でだらだら過ごし、その後また岬へ行って呑んだくれた。
最終日は朝7時ごろにはテントなどを片付け終えて、そそくさとキャンプ場を後にした。



富津市はスケールがデカかった。何もかもがデカかった。工場然り、トラック然り、道路や、イオンモールなどなどアメリカンなスケールの大きさを感じた。その反面、帰途では都内へ近づくにつれ日本的な細々としたものが目につくようになった。

帰路の残り1時間という距離のところで雨が降り始めた。雨のなか荒川の土手をひたすら走るも、同じ景色が続くと進んでいる気がしない。あと幾つ橋を過ぎれば良いのだろうか。

橋があると迂回せざるを得なくなり、いちいち下に降りてサイクリングロードを通る。雨が降り出したために出発の時より路上の状態は悪い。自転車は再び泥にまみれる。遠回りしてでも泥のない都内の道を通るべきだったかもしれない。こうなったらやけになり、泥道をそのまま突っ走っていくことにした。するとカバンや靴、カッパまでもが泥だらけになった。汚れた格好で都内へ入るのは恥ずかしい。冷静になって素直に土手の上を走ることにした。綺麗な水たまりの上を出来るだけ走りながら泥を落として行った。

なにはともあれ、こうして無事に自宅へとたどり着いた。大変疲れてはいたが、一息つく前に汚れたものを全てを早々に綺麗にする。荒川の水は下水が混じっているので念入りに洗うことになった。

そういえば君津で何か観るものを忘れたような...


道中で見かけたガット船!かっこいい!