茎ブロッコリー・スティックセニョール栽培記録【都内ベランダ菜園】
この記事は、2020年6月から都内ベランダで育てた茎ブロッコリーの栽培記録となります。決して日当たりの良い環境での栽培ではないですが、すくすくと成長して、茎ブロッコリーをたくさん収穫できました。
スーパーではじめて茎ブロッコリーと出会って以来、茎ブロッコリーのファンでございます。茎ブロッコリーは、ふつうのブロッコリーより調理がしやすく、色んな料理に使えて便利な野菜です。そんな茎ブロッコリーを、ぜひ自分でも育ててみたいと思い、挑戦しました!
ちなみに、茎ブロッコリーは、スティックセニョールとも呼ばれます。今回、はじめて茎ブロッコリーを育ててみました。病害虫にやられることもなく、とても丈夫にそだちます。家庭菜園初心者の方でも、茎ブロッコリーは育てやすい野菜に入るんじゃないでしょうか?ちなみに、私もだいぶ初心者です。(^_^;)
家庭菜園の書籍を読みあさり、ネット駆使しながら試行錯誤して、楽しく野菜を育てています。そんな私の茎ブロッコリー菜園記録ですが、みなさまのご参考になれば幸いでございます。
茎ブロッコリーの特徴と育て方
茎ブロッコリーのタネまきは、7月中旬〜8月中旬が適期で、タネまきから約120日後に次々と収穫できます。
▼ こちらはふつうのブロッコリーの詳細ですが、茎ブロッコリーの栽培も同じですので、ご参考になさってみてください。
項目 | 内容 |
---|---|
別名 | 芽花野菜(メハナヤサイ) |
学名 | Brassica oleracea var. italica |
分類 | アブラナ科アブラナ属 |
原産地 | 地中海東部 |
英名 | broccoli |
来歴 | 明治時代に導入され、戦後の食の欧米化で普及した。 |
栄養 | β-カロテン、ルテイン、スルフォラファンが含まれる。 |
保存法 | 茹でて冷蔵保存。 |
料理 | 蒸し茹で |
タネまき | 7月中旬〜8月中旬 |
収穫日数 | 約120日 |
肥料 | 20日おきに12月中旬まで追肥 |
水やり | 冬でも忘れずに水やりを行う。 |
その他 | 15世紀にキャベツをイタリアで改良したものが広がった。プランターが大きいほど多収となる。 |
野菜の育て方の本
0日目 タネまき、茎ブロッコリー栽培スタート (6/26)
茎ブロッコリーのタネまきは、7月〜8月で、少しはやめの秋まきになります。茎ブロッコリーのタネはダイソーで購入しました。
この日、小さなプランターを使って、3箇所にタネを撒きました。
15日目 発芽成功 (7/11)
無事に茎ブロッコリーは発芽して、本葉がでてきました。
雨の泥はね対策として、土を藁でマルチングすることにしました。こうすることで、よく湧いてくるクロバネキノコバエの発生を抑えられます。
22日目 移植 (7/18)
プランターが小さすぎたので、三本の中からいちばん状態が良いものを1つ選んで8号プランターに植え替えることにしました。
28日目 定植、第二株タネまき (7/24)
植え替えてから数日後、葉が大きく育ってきたました。
この日、もうひと苗を育てようと思い、ポリポットにタネまきを行いました。どうせなら大きなプランターでふたつの苗を育てたほうがラクなので、またまた植え替えることに。移動してばかりで茎ブロッコリーには申し訳ないです。(^_^;)これが最後で、定植とします。
▼ ちなみに、こちらのフェルトプランターを使いました。フェルトプランターは、鉢底石いらずで、フチを折り曲げれば大きさも自由に変えられるのでオススメです!
41日目 支柱 (8/6)
支柱を立て、まっすぐ育つようにしました。茎ブロッコリーの根も、しっかり根付いたようです。
ところで、ポリポット苗の方は少し徒長気味のようです。本葉まで育ってきたのでそろそろ移植します。
43日目 第二株の定植、追肥 (8/8)
ポリポットで育てていた苗を定植しました。定植後は水やりをたっぷりとあげました。また、プランターの端を掘って追肥をしました。
51日目 病害虫発生 (8/16)
▼ 写真では一見丈夫そうなブロッコリーです。
▼ 良く観察してみると葉が枯れ始めています。
茎ブロッコリーの葉は肉厚で丈夫そうなので、枯れることはないと思っていただけにショックでした。枯れている部分を拡大レンズで確認してみます。
なにかのカビでしょうか?ここのところミニトマトはじめ、チンゲンサイや空芯菜も病害虫がちらほら発生しています。最高気温が40℃近くにもなる猛暑の中、この暑さは辛いのかもしれません。
▼ 2020年7月15日〜8月15日までの気温グラフ
57日目 追肥 (8/22)
この日、一緒に植えているニンジンとともに追肥をしました。
62日目 順調に育つ (8/27)
先日の枯れた葉ですが、その後はとくに病状が広がることなく育っています。ほっとしました。
夏の暑さのピークが過ぎ、これからは徐々に涼しくなっていくので、ブロッコリーもほっとしているかもしれませんね。
▼ 後から植えたもう一株のブロッコリーも成長してきた。
90日目 頂花蕾の摘芯 (9/24)
茎ブロッコリー、だいぶ立派に成長しました。
ようやく頂花蕾が成りましたので、ここで摘芯します。頂花蕾を摘芯することで、脇芽から側枝が伸びて側花蕾がなっていくようです。
98日目 側花蕾の摘み取り収穫 (10/2)
先日の摘芯の後、脇芽から側花蕾が育ってきました。そろそろ食べられそうなので、初になる茎ブロッコリーの摘み取り収穫を行いました。
99日目 追肥 (10/3)
9月10日にやる予定だったはずの追肥をすっかり忘れていました。最後の追い肥は8月22日なので40日ほど空けてしまいました。それでもブロッコリーは病害虫にやられることなく、キレイに成長していたので追肥を忘れても問題なかったようです。追肥はプランターの側面の3ヵ所に、化成肥料を10gづつ埋め込みました。
後からタネまきした株も順調に育っています。
109日目 茎ブロッコリーの収穫 (10/13)
少しですが茎ブロッコリーをまとめて収穫することができました。
ペペロンチーノと一緒に炒めてみると、茎ブロッコリーの歯ごたえがいい感じで美味しかったです。
144日目 その後の様子 (11/17)
写真で比較すると分かりますが、まだまだ大きく成長しています。側花蕾を摘み取ると、脇目から次々と茎ブロッコリーが生えてきます。
146日目 第2株の頂花蕾 (11/19)
こちらの茎ブロッコリーは7月24日種まきした第2株です。頂花蕾が成長し始めたのでもうすぐで摘芯できそうです。
第一株は90日で頂花蕾を敵芯できたのに対して、第二株は現在118日目ですからちょっと成長が遅い感じです。種まきが遅かったので、秋の寒さや日照不足が影響したのでしょうか?