ホワイト・ピンクノイズジェネレータ回路【モジュラーエフェクタ制作】

ノイズジェネレータのモジュラーエフェクタ
ノイズジェネレータのモジュラーエフェクタ

ホワイトノイズとピンクノイズを発生させるノイズジェネレータを作ってみた。モジュラーシンセではRandom Signal Generatorなどとも呼ばれる。

写真は、モジュラーシンセに触発されて作ったノイズジェネレータのモジュラーエフェクタである。独自規格のラックにマウントできるようにしてみた。

モジュラーエフェクタの詳細はこちら。

ホワイト・ピンクノイズジェネレータ回路【モジュラーエフェクタ制作】

ノイズジェネレータの制作にあたって、ホワイトノイズとピンクノイズは以前こちらの記事で制作したモジュールを使用している。

これらのモジュールにバッファ回路と、増幅回路を付け足して音量バランスを整えたものがこちらの回路だ。

ノイズジェネレータのモジュラーエフェクタ回路図
ノイズジェネレータのモジュラーエフェクタ回路図

聴覚上、ホワイトノイズとピンクノイズは同じような音量に聴こえるよう調整している。

回路図の一番左のトランジスタがノイズ発振源。つまりホワイトノイズを発生させる回路である。

ノイズジェネレータモジュラーエフェクタ
ノイズジェネレータモジュラーエフェクタ

トランジスタは2SC1815を使用。ただし、電源電圧が9Vだと、ギリギリノイズが発生するかしないかの境目。電池が消耗して電圧降下すると、多分ノイズが発生しなくなる。それもあって、12V電池を使用している。これなら間違いなくノイズを発振してくれる。

また、電源をスタンドアロンにすることで他のモジュラーエフェクタへの影響を少なくする意図もある。

ノイズ発振回路の後は、もう1つのトランジスタで信号を増幅させ、オペアンプのバッファ回路に繋いだ。非反転入力のところを見ると、バイアス抵抗も何もなく直で繋いでいるので「アレ?」っと思われるかもしれないが、バイアス抵抗があってもなくても出力に影響がなかったので取ってしまった。詳しい理由はわからないが、信号源がノイズだからこそなし得るワザなのかもしれない。

ノイズジェネレータモジュラーエフェクタ
ノイズジェネレータモジュラーエフェクタ

バッファ回路を通った後は、信号の一部を取り出してピンクノイズを作り出すフィルター回路に入る。10kΩの抵抗を介して、2つのラグリードフィルタ回路でフィルタリングされる。これにより、-3dB/octの擬似ピンクノイズが作れるのだ。

フィルタルングによって、ホワイトノイズに比べて聴覚上の音量がグンと下がってしまう。だから、オペアンプで7倍ほど増幅させてホワイトノイズとの音量バランスを整えた。

オペアンプには、TL072を使用した。

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