【3Dプリンター作品】内蔵フラッシュ用ディフューザーとバウンスアダプタ

カメラ内蔵フラッシュのディフューザーとバウンスアダプタを3Dプリンタで作ってみた!

最近、購入したばかりの3Dプリンタ「Ender3 V2」で、モノづくりに勤しんでいます。とっても楽しい3Dプリンタ\(^o^)/実際に3Dプリンタを持ってみると、つぎつぎとアイデアが湧いてきますね!

そんな中、今回は一眼レフカメラの内蔵フラッシュ用ディフューザーとバウンスアダプタを作ってみました。作品は、こちらのthingiverseからダウンロードできます。

公開しているSTLファイルは、ソニーのα350デジタルカメラで使われている古い規格のホットシューに合わせて設計されています。ですので、一般的なホットシューの形状ではありません。お使いのカメラをご確認の上、ご利用ください。

内蔵フラッシュ用ディフューザー

まずは、こちらがカメラの内蔵フラッシュを和らげるディフューザーになります。

3Dプリンタで作ったディフューザー
3Dプリンタで作ったディフューザー

ホットシューにマウントできるように設計しました。

3Dプリンタで作ったディフューザー
3Dプリンタで作ったディフューザー

黒と白のPLAフィラメントでそれぞれの部品を印刷しました。

3Dプリンタで作ったディフューザー
3Dプリンタで作ったディフューザー

オススメのPLAフィラメント

ディフューザーに白のPLAフィラメントを使うことで、内蔵フラッシュの強い光線をやわらかく拡散してくれます。厚さは1mm厚で設計しています。

ちなみに、私がいつも使用しているフィラメントはTinmorryとStvictoryです。どちらもAmazonで低価格帯のPLAフィラメントに当たりますが、問題なくキレイに印刷できています。オススメです!

内蔵フラッシュ用バウンスアダプタ

次に、バウンス撮影ができるアダプタを作ってみました。こちらはフラッシュの光の方向を鏡によって変えることができます。天井や壁にフラッシュ光を当て、光を拡散させるのがバウンス撮影です。鏡は100円ショップで購入したものを使用しています。

3Dプリンタで作ったバウンスアダプタ
3Dプリンタで作ったバウンスアダプタ

鏡は接着剤で固定しています。

3Dプリンタで作ったバウンスアダプタ
3Dプリンタで作ったバウンスアダプタ

内蔵フラッシュあり・なしとディフューザー、バウンス撮影の比較

ディフューザーを付けた内蔵フラッシュ
ディフューザーを付けた内蔵フラッシュ

さて、3Dプリンタで制作したディフューザーとバウンスアダプタを使って、内蔵フラッシュによる写り方の違いを比較してみました。

内蔵フラッシュをそのままたくと、どうしても影が強くなって違和感のある写真になりがちですが、ディフューザーによって自然な写真を撮ることができるようになります。

次の写真は、フラッシュなし(左上)、フラッシュあり(右上)、ディフューザーあり(左下)、バウンスあり(右下)でそれぞれ撮影したものです。画像ソフトによる色補正はせず、RAWファイルをそのままJPGにしました。

フラッシュの比較写真
フラッシュの比較写真

以下、それぞれの所感です。

フラッシュなし

まず、フラッシュなし(左上)では光量が足りず、これ以上シャッター速度を遅くしてしまうと手ブレしやすくなりますし、ISO感度を上げると画質が悪くなってしまいます。室内ですと撮影ライトを考えなければいけませんでした。

フラッシュあり

光量を稼ぐために単純にフラッシュをたいてみますと(右上)、影が強すぎて、被写体が明るすぎるだけの「いかにも」な写真になってしまいました。

ディフューザ

そこで、今回作ったディフューザーをかぶせてフラッシュをたいてみます(左下)。いかがでしょう?露出補正でもう少し明るめに撮影したいところですが、色味や影は一番自然になりました。やわらかい感じがします。

バウンス

また、鏡を使ったバウンスアダプタを装着した場合は(右下)、フラッシュの光が天井に跳ね返って上から光が注ぐので、影の方向が変わりました。光量は足りるようになったのでシャッター速度やISO感度を上げることができます。

以上のように、内蔵フラッシュでも工夫次第で充分に撮影の助けになることが分かりました。ストロボを購入するまでの練習として、内蔵フラッシュをもっともっと活用してみようと思います!

外部ストロボのすすめ

もちろん、外部ストロボがあればもっと便利で高度な撮影ができるはずです。ただし、外部ストロボと送信機合わせると2万円弱します(私の中古カメラより高いです^^;)。お財布に余裕のある方は、こちらをどうぞ。

3Dプリンタをお持ちでない方へ

今回自作した内蔵フラッシュ用のディフューザーですが、こちらのようなものがAmazonからも購入できます。3Dプリンタをお持ちでないでも、内蔵フラッシュをディフューズさせることができます。

また、私の作ったディフューザーは、最初に説明したとおり古い規格のホットシューですので一般的ではありません。これらの商品でしたら、一般的なホットシューに対応しているでしょうからマウントできるかと思います。ご参考になさってみてください。

【おまけ】Fusion360でディフューザー設計のようす

今回制作したディフューザーですが、ノギスでカメラのホットシューの寸法を計測し、Fusion360でアダプターを作成しました。Fusion360を使いはじめて1か月たらずの超初心者な私ですが、SketchとSolidの組み合わせだけでディフューザーマウントを作ることができました。

ディフューザーマウント用のホットシューアダプタ
ディフューザーマウント用のホットシューアダプタ

ディフューザーマウント
ディフューザーマウント

バウンス用の鏡マウント
バウンス用の鏡マウント

このように、大きな部品はパーツに分解して作ったほうがやりやすいです。失敗したときも、損害は小さくてすみますね。

ノギスの話

ちなみに、私が使っているノギスはシンワ測定のファイバーノギスです。金属製のノギスだと、被測定物を傷つける場合があります。ファイバー製はその心配がなくオススメです。バイオリンなどの高級品を測定するときには、金属製のノギスは怖くて使えません(バイオリンなんか持ってないけどw)。

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