【3Dプリンター作品】再利用可能なタッパータグ!100均タッパーのラベリング整理に!
この記事では、私が制作した3Dプリンター作品のひとつをご紹介いたします。今回は「再利用可能なタッパータグ」です。
制作したSTLファイルは、Thingiverseで無料公開していますので、ご活用なさってみてください。
概要
タッパーに取り付けられるタグをつくってみました。名付けて「タッパータグ」です!
キャンドゥで購入できるタッパーに合わせて、フック部分を設計しました。それぞれ、600ml、900ml、1350ml、2200mlのサイズに合うようにフックを用意しました。
今までは、通常のラベルシールで名前を書き込んで貼ったり、シールを剥がしたりする作業がめんどうでした。しかし、この「タッパータグ」ならその必要はありません。使い回せます!
タグは簡単にタッパーへ装着および脱着が可能です。ですから、一度書いたタグを再び別のタッパーへ貼り付けられます。しかも、このタグはラベル部分とフックを分解できますので、タッパーのサイズを変えても対応できます。
モデリング
今回の作品はBlenderを使ってモデリングしてみました。3Dプリンタ作品でBlenderを使うのははじめてでして、慣れるまで最初は大変でした。しかし、使い慣れていくにつれ、Blenderの魅力にすっかりハマり、Blenderでモデリングすることが楽しくなりました!
Fusion360をやめて、これからはBlenderで3Dプリンタ作品の設計を行っていく予定です。
3D CADの代わりにBlenderを使いたい方は、よく使うショートカットキーなどをまとめてみましたので、こちらの記事もご参考になさってみてください。
印刷設定
「タッパータグ」のデータはこちらからダウンロードできます。
plate-common.stlが、すべてのフックに共通するラベル部品です。フックは、hook600.stlhook-900.stl hook1350.stl hook2200.stl とありまして、数字の部分がタッパーの容量になります。お使いのものに合わせて印刷してみてください。
印刷設定ですが、ラベル部品は「ラフトなし」「サポートなし」で大丈夫です。
フック部品は「ラフトあり」にしたほうが安全かもしれません。また、フックを印刷するときは向きにご注意ください。下の画像のような向きで印刷しないと、強度的に弱くなり壊れやすくなります。
▼ こんな感じで、お好きなだけ印刷してみてください。
フィラメントはこちらのTINMORRYのPLAフィラメントを使用しています。Amazonの中では低価格帯のフィラメントですが、保存状態は良く、安心してお使いになれます。
また、造形物が剥がれやすい場合は、こちらの記事をご参考になさってみてください。
ちなみに、私はCrealityの「Ender3 V2」3Dプリンターを使ってます。2〜3万円で買える低価格帯のプリンターですが、モノはしっかりしています。必要最小限の構成ですので、自分で好きな部分をアップグレードしていく楽しみがあります。Ender3の利用者は多いので、トラブルや困ったときにも情報が手に入りやすく、問題解決しやすいなどのメリットがありますね。
さいごに
慣れないBlenderで設計したため、すこし時間がかかってしまいましたが、満足のいく作品ができました。冷蔵庫の中にタッパーを積み重ねても「タッパータグ」を貼っておけば、ひと目で中身を把握できます。使い忘れて食材をダメにしてしまうこともなくなりますね。みなさんも「タッパータグ」をぜひご活用いただければと思います。
また、他にも3Dプリンター作品をつくってますので、よかったらこちらもご覧くださいませ。
私はCrealityのEnder3 V2を愛用しています。Ender3はシンプルな構成ゆえに、とても低価格で購入できます。とりあえず最小限の構成で3Dプリントを始めてみて、使っていくうちに必要なものをアップグレードしていく感じで改造を楽しめます^^
Ender3 V2のアップグレード部品として、現在はこれらの備品を備えています。