【3Dプリント作品】ノートブックにブレッドボードをマウントできるホルダーつくってみた
この記事では3Dプリンターで制作した作品をご紹介いたします。今回は写真のように、ノートパソコンにブレッドボードをマウントできるホルダーを作ってみました!
今までは机の上でしか開発できなかった電子工作でしたが、チェアに座って膝の上にノートパソコンを起きながら開発テストできるようになりました\(^o^)/
自分で作っておいてアレですが、これめちゃ便利ですw
▼ thingiverseで無料公開中ですので、興味ある方はぜひご活用ください!
概要
私は普段、Macbook proのノートパソコンを使って実機開発しています。椅子に座って膝の上でタイピングしたり、スタンドテーブルで立ちながら作業したりと、いろいろ移動や姿勢を変えることが多いのです。今までですと、机の上でArduinoやESP32のマイコンボードをつなげて作業するしかなかったのです。
そこで思いついたのが今回の作品です。
「画面の上にブレッドボードを引っ掛けられるようなホルダーを作ればエエやん!」
と。
STLファイルのダウンロード
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3Dモデリング
STLファイルをご覧いただければ分かりますが、構造はいたって単純シンプルです。
ノギスで画面の厚さやブレッドボードサイズを測って、モデリングソフトで10分程度でSTLファイルの制作完了です。
あとはスライサーでGコードへ変換、OctoPrintへアップロードして印刷開始です。ものの3時間で出力できました。
OctoPrintで3Dプリンタを快適に
OctoPrintご存じない方は、ちょっと面白いのでこちらの記事をご参考ください。WiFi経由でGコードファイルをお使いの3Dプリンタへアップロードできるという、画期的なシステムです。ラズパイを使って簡単に実現できます。
印刷の設定
印刷の設定は次のとおりです。
設定項目 | 値 |
---|---|
ラフト | なし |
インフィル | 20% |
サポート | あり |
フィラメント | PLA |
ノズル温度 | 200℃ |
プレート温度 | 60℃ |
印刷速度 | 50mm/s |
ラフトの必要はありませんが、サポートは必要になりますのでご注意ください。
出来上がったホルダーは、写真のようにゴムシートを貼ると横滑りしなくなります。
USBケーブル(Type-B micro → Type-C)
最短距離のUSBケーブルを使えば、配線もスッキリできます。
こちらのケーブル、ESP32へ問題なくプログラムをアップロードできました。Type-CとType-B microですので、ESP32をMacbookに直接つなげられます。30cmの長さなので配線もスッキリできますね。充電もデータ転送も問題なく、ケーブルノイズや耐久性も大丈夫そうです。
ESP32で便利なブレッドボード
ちなみに、ブレッドボードはこちらのサンハヤトのSAD-101を使っています。ESP32を使うのに便利なサイズのブレッドボードでオススメです!
3Dプリンタ
さいごに、私が使っている3DプリンタはCrealityの「Ender3 V2」です。ビルドプレートを磁気プレートへアップグレードしてます。造形物の取り外しがとてもラクになるのでオススメですよ!
今回ご紹介した3Dプリント作品以外にも、たくさんモノづくりしてます!ご興味ある方は、下にあります「関連記事」も合わせてご覧ください。
私はCrealityのEnder3 V2を愛用しています。Ender3はシンプルな構成ゆえに、とても低価格で購入できます。とりあえず最小限の構成で3Dプリントを始めてみて、使っていくうちに必要なものをアップグレードしていく感じで改造を楽しめます^^
Ender3 V2のアップグレード部品として、現在はこれらの備品を備えています。